
お引き渡しの日に、価値は確定しません。
太陽光発電・設置がお売りしているのは、これから何年も先まで出る発電量です。
その量は、その土地の日ざしと、屋根の向きと、これからの天気で決まります。
どれも、こちらの手の届かないものです。
今回は、その「未来の量を売る」がどこに効いてくるのかを分解します。
お売りするものが、まだ出ていない量だからです。
物としては、板と機械をお付けします。
お客様が求めておられるのは、そこから出る電気です。
出る量は、付けた日には分かりません。
分かるのは、一年ぶんが過ぎたあとです。
だから、提案は予測をお示しすることになります。
六つの工程に分かれます。
一つ目、計画・相談。
二つ目、調査・提案。
三つ目、契約・準備。
四つ目、設置・施工。
五つ目、完了・連携。
六つ目、管理・事務。
手間が生まれるのは、二つ目と三つ目です。
二つ目の調査・提案で、その屋根だけの予測を組み立てます。
三つ目の契約・準備で、その予測の前提を書類に落とします。
今回は、二つ目を分解します。
同じ広さの屋根でも、出る量が土地と向きで変わるからです。
南に向いた面と、東に向いた面では量が違います。
屋根の傾きでも変わります。
隣の建物や木の影が、時間帯によってかかります。
同じ市内でも、日ざしの量に差があります。
だから、一件ごとに条件を並べ直すことになります。
出た量が予測とずれたときに、理由を示せる必要があるからです。
予測は、過去の日ざしの記録をもとに出します。
実際の一年が、例年より曇りがちなこともあります。
そのときは、予測より少なくなります。
前提を書いていなければ、何が原因か示せません。
だから、条件のほうを先に残しておきます。
乗せられる重さと、留められる場所が建物ごとに違うからです。
屋根の材質で、留め方が変わります。
下地がどこに入っているかを、確かめます。
古い建物なら、傷みも見ます。
図面が残っていないお宅もあります。
そのときは、その場で測るしかありません。
電気を流すのに、外の許しが要るからです。
電力会社への申し込みが要ります。
自治体への届け出が要ることもあります。
補助金を使われるなら、その申請もあります。
それぞれ、締切も様式も別です。
工事が終わっても、書類が終わらないことがあります。
動いているかどうかを、お客様が見ておられるからです。
毎月の発電量を、ご覧になっています。
去年の同じ月より少なければ、ご連絡をいただきます。
天気のせいか、機械のせいかを見分けます。
見分けるには、過去の記録が要ります。
その記録は、一件ごとに何年も続きます。
四つとも、同じ一つの屋根のことです。
それでも、四つ目だけはこちらで決められません。
決められないので、前提のほうを残すことになります。
六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。
この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。
「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。
太陽光発電・設置の六つの工程と、できること一覧
Q1.なぜ、機械の性能だけで説明できないのですか?
同じ機械でも、付ける場所で出る量が変わるからです。
板の性能は表に出ています。実際に出る量は、向きと影と天気で決まります。
Q2.なぜ、シミュレーションの数字に幅を付けるのですか?
もとにしている天気が、年によって動くからです。
過去の平均から出しています。平均どおりの年は、そう多くありません。幅を付けないと約束になってしまいます。
Q3.なぜ、申請の手間が減らないのですか?
出す先が複数あって、様式がそれぞれ違うからです。
電力会社、自治体、補助金の窓口で、必要な項目も締切も別です。同じ内容を何通りにも書きます。
Q4.なぜ、設置後の問い合わせが長く続くのですか?
お客様が、毎月の量をご覧になっているからです。
他の工事は、終われば見なくなります。発電量は、何年も見続けられます。
Q5.何から始めればよいですか?
一件の提案で、条件を何項目そろえているかを数えることからです。
向き、傾き、影、日ざし、屋根の材質、下地。その数が、一件ごとに集め直している手間です。
太陽光発電・設置の手間は、取り付けの作業から来ているのではありません。
お売りするものが、まだ出ていない量であるところから来ています。
出る量は、天気という決められないもので変わります。
だから、予測の前提まで書き出すことになります。
未来を先に測れないなら、前提を残す作業のほうを軽くするしかありません。
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太陽光発電・設置の六つの工程が、そのまま並んでいます。
手間がかかっている工程をクリックしてください。
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ブレインコミュニティ合同会社
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代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。
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