なぜ、通訳・翻訳では、訳したあとに直しでもめるのですか?

記事作成にご協力いただいた弁護士:河村敦志(東京あおい法律事務所・第二東京弁護士会)

取り決めやもめごとの側から、通訳・翻訳の取引の形を見ています。この記事は、個別のご相談に対する法律の助言ではありません。 → この弁護士について

この記事は、当社が定めた型に沿ってAIが組んだものです。

法律の面は河村敦志弁護士にご確認いただいています。

この業種に従事する方のご確認は受けていません。

書かれているのは、この業種の商流の典型例です。

各社のご事情とは異なる場合があります。

六つの工程は当社が型として定めたもので、ここに入らない話も起こります。

なぜ通訳・翻訳は、訳したあとにもめるのか?正しさの物差しが、頼む側にしかない商習慣

いつもの取引先から、いつもの依頼が来ました。

期日どおりにお納めしました。

この言い方は違う、と戻ってきました。

通訳・翻訳では、これが起こることがあります。

そして、直しに終わりが見えません。

なぜ、通訳・翻訳では、訳したあとに直しでもめるのですか?

どの訳が正しいかを、決める人がこちらにいないからです。

同じ文でも、訳し方はいくつもあります。

どれも間違いではありません。

選ぶ基準は、頼んだ側の中にあります。

その基準は、渡されていません。

渡されていない基準で、あとから見られます。

通訳・翻訳の取引は、どんな順番で進みますか?

六つの工程に分かれます。

通訳・翻訳の六つの工程 1 ご依頼と原稿の受け取り 2 ★決めそこねやすい 分量と期日のお約束 3 下調べと用語の確認 4 訳す 5 お納めと確認 6 ★決めそこねやすい 直しのやりとり
図1 通訳・翻訳の取引の六つの工程と、決めそこねやすい工程

一つ目、ご依頼と原稿の受け取り。

二つ目、分量と期日のお約束。

三つ目、下調べと用語の確認。

四つ目、訳す。

五つ目、お納めと確認。

六つ目、直しのやりとり。

あとから出るのは、六つ目です。

六つ目の直しのやりとりに、終わりがありません。

この中で握れるのは、二つ目の分量と期日のお約束だけです。

ここでは、分量と期日のお約束を開いて見ます。

なぜ「分量と期日のお約束」で決めておかないと、あとが終わらないのですか?

納めたあとは、直しの理由が尽きないからです。

訳し終えた文には、必ず別の言い方があります。

別の言い方は、いつでも思いつきます。

思いついた分だけ、直しの依頼が来ます。

一回ずつは、言葉をひとつ替えるだけです。

終わりの回数を決めていなければ、続きます。

1.なぜ、用語の決めごとが後から出てくるのですか?

社内で使う言い方が、外に出ていないからです。

会社ごとに、決まった呼び方があります。

その一覧は、たいてい社内にしかありません。

こちらは、辞書と分野の慣れで訳します。

納めたあとで、社内の言い方が示されます。

示された分は、全部やり直しになります。

2.なぜ、分量の数え方でずれるのですか?

何を一文字と数えるかが、決まっていないからです。

元の言葉で数えるか、訳した言葉で数えるか。

図の中の字や、注記を入れるかどうか。

どれも、決めていなければ両方の言い分が立ちます。

立ってしまえば、話し合いでは決まりません。

決められるのは、訳し始める前だけです。

3.なぜ、通訳の当日に頼まれごとが増えるのですか?

その場に、こちらしかいないからです。

会議の前後に、雑談の通訳を頼まれます。

資料をその場で訳してほしい、とも言われます。

どれも、断る理由がその場では言えません。

受けた分は、時間の計算に入っていません。

入っていない時間は、こちらの持ち出しです。

4.なぜ、続いている依頼ほど書面が無いのですか?

案件のたびに、短いやりとりで始まるからです。

いつもの取引先からは、メール一行で来ます。

毎回、条件を確かめる用が生まれません。

確かめないまま、何年も続いていきます。

そのうち、担当の方が替わります。

替わった方は、これまでの経緯を知りません。

正しさの物差しが、頼む側にしかない 元の原稿 訳した文 社内の言い方 基準は、渡されないまま 納めたあとに、線が引かれる
図2 正しさの物差しが、頼む側にしかない

三つは、どれも同じ一つの原稿を指しています。

持っている基準が違うぶん、どこかがずれます。

直しの理由は、いくらでも出てきます。

通訳・翻訳の取り決めやもめごとは、誰に相談すればよいのですか?

記事の作成にご協力いただいた弁護士に、一緒に考えていただけます。

この記事では「なぜ食い違うのか」だけを書きました。

「何を頼めるか」は、弁護士のご紹介ページに置いています。

記事作成にご協力いただいた弁護士河村敦志/東京あおい法律事務所。ご相談は事務所と直接です。

よくあるご質問

Q1.なぜ、この食い違いは通訳・翻訳で起きるのですか?

正しさを決める基準が、頼む側にしかないからです。

同じ文でも訳し方はいくつもあり、どれも間違いではありません。選ぶ基準は渡されていません。

Q2.なぜ、訳す前に決めておかないといけないのですか?

納めたあとは、直しの理由が尽きないからです。

訳し終えた文には必ず別の言い方があります。終わりの回数を決めていなければ、いつまでも続きます。

Q3.なぜ、気をつけていても防げないのですか?

社内の言い方は、外に出ていないからです。

会社ごとに決まった呼び方があり、その一覧はたいてい社内にしかありません。

Q4.なぜ、通訳の当日ほど増えるのですか?

その場に、こちらしかいないからです。

会議の前後の雑談も、資料のその場の訳も頼まれます。断る理由が、その場では言えません。

Q5.何から始めればよいですか?

先月の直しの回数を、数えることからです。

そのうち、お約束に書いてあるものが何回かを分けるだけで、いまの形は見えます。

まとめ

通訳・翻訳のもめごとは、語学の力の問題ではありません。

正しさの物差しが、頼む側にしかない形から生まれます。

基準が渡されないまま、納めたあとで引かれます。

線を決めておけるのは、訳し始める前だけです。

言葉の選び方は、直したあとでは元が分かりません。

直す前の一枚だけが、比べる元になります。

通訳・翻訳では、その日が案件ごとにあります。

まず、何から始めればよいですか?

記事の作成にご協力いただいた弁護士の、ご紹介ページをご覧ください。

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