なぜ、印刷業では、刷り上がってから「違う」と言われるのですか?

記事作成にご協力いただいた弁護士:河村敦志(東京あおい法律事務所・第二東京弁護士会)

取り決めやもめごとの側から、印刷業の取引の形を見ています。この記事は、個別のご相談に対する法律の助言ではありません。 → この弁護士について

この記事は、当社が定めた型に沿ってAIが組んだものです。

法律の面は河村敦志弁護士にご確認いただいています。

この業種に従事する方のご確認は受けていません。

書かれているのは、この業種の商流の典型例です。

各社のご事情とは異なる場合があります。

六つの工程は当社が型として定めたもので、ここに入らない話も起こります。

なぜ印刷業は、刷ってから違うと言われるのか?色が人と紙で変わる商習慣

校正をお出しして、了解をいただきました。

その通りに刷りました。

納めたら、思っていた色と違うと言われました。

印刷業では、これが起こることがあります。

そして、刷ったものは戻せません。

なぜ、印刷業では、刷り上がってから「違う」と言われるのですか?

色は、見る人と紙で変わるからです。

画面の色と、紙の色は、同じにはなりません。

同じ紙でも、光の下では違って見えます。

見え方は、人によっても変わります。

だから「思っていた色」は、人の中にしかありません。

色見本を挟んでも、当てはめるのは人の目です。

人の中にあるものは、突き合わせられません。

突き合わせられないものは、刷ってから出ます。

印刷業の仕事は、どんな順番で進みますか?

六つの工程に分かれます。

印刷業の六つの工程 1 代理店や お客様からのご依頼 2 原稿とデータのお預かり 3 ★決めそこねやすい 校正 4 印刷 5 製本と加工 6 ★決めそこねやすい 納品とご請求
図1 印刷業の取引の六つの工程と、決めそこねやすい工程

一つ目、代理店やお客様からのご依頼。

二つ目、原稿とデータのお預かり。

三つ目、校正。

四つ目、印刷。

五つ目、製本と加工。

六つ目、納品とご請求。

決めそこねが出るのは、六つ目です。

六つ目の納品とご請求で、色と部数の話が一度に来ます。

先に決められるのは、三つ目の校正だけです。

ここでは、校正を開いて見ます。

なぜ「校正」で確かめておかないと、あとで示せないのですか?

刷ったあとは、直すのが全部数になるからです。

校正の紙は、一枚です。

一枚なら、何度でも出し直せます。

刷ったあとは、一万枚が一万枚のまま残ります。

一枚の校正を直すのと、刷り直すのとでは桁が違います。

直すというのは、刷り直すという意味になります。

紙も、機械も、日数も、もう一度要ります。

だから、確かめる場所は校正の日にしかありません。

1.なぜ、色の話は決着しにくいのですか?

どちらも、自分が見たものを言っているからです。

こちらは、校正の紙を見て言います。

お客様は、画面を覚えて言います。

どちらも嘘ではありません。

嘘でないもの同士は、勝ち負けが付きません。

何を正とするかを決めていなければ、話は止まります。

2.なぜ、お預かりしたデータの不備でもめるのですか?

作った人と、渡す人が違うからです。

データは、たいてい別の会社が作っています。

渡してくださるのは、代理店やご担当者です。

中身のことは、渡す方も分かりません。

分からないものを、預かって刷ります。

不備が出たとき、聞ける相手がその場にいません。

3.なぜ、納期の話が後で効いてくるのですか?

行事の日が、動かせないからです。

印刷物には、使う日が決まっています。

式典も、展示会も、日は動きません。

遅れは、刷り直しができないという意味です。

できないので、そのまま使うか、使わないかになります。

どちらでも、費用の話が残ります。

4.なぜ、定期物ほど決めごとが薄いのですか?

毎月、同じように流れているからです。

定期物は、注文書が来る前に動き出します。

止めると、その月に間に合いません。

間に合わせるために、先に手を付けます。

先に付けた分は、注文が変わっても残ります。

残った分の扱いは、書かれていません。

人の中にある色を、紙で合わせようとする 画面で見た色 校正の紙の色 刷り上がりの色 何を正とするかが決まっていない 刷ってから、見え方の話になる
図2 人の中にある色を、紙で合わせようとする

三つは、どれも同じ一件を指しています。

見る場所が違うので、そのままでは重なりません。

刷ったあとでは、直す単位が全部数になります。

印刷業の取り決めやもめごとは、誰に相談すればよいのですか?

記事の作成にご協力いただいた弁護士に、一緒に考えていただけます。

この記事では「なぜ食い違うのか」だけを書きました。

「何を頼めるか」は、弁護士のご紹介ページに置いています。

記事作成にご協力いただいた弁護士河村敦志/東京あおい法律事務所。ご相談は事務所と直接です。

よくあるご質問

Q1.なぜ、この食い違いは印刷業で起きるのですか?

色は、見る人と紙で変わるからです。

画面と紙は同じになりません。思っていた色は、人の中にしかありません。

Q2.なぜ、校正の日に確かめないといけないのですか?

刷ったあとは、直すのが全部数になるからです。

校正の紙は一枚です。刷り上がりは、一万枚が一万枚のまま残ります。

Q3.なぜ、気をつけていても防げないのですか?

どちらも、自分が見たものを言っているからです。

こちらは校正の紙を、お客様は画面を覚えています。どちらも嘘ではありません。

Q4.なぜ、代理店を通した仕事ほど不備が出るのですか?

作った人と、渡す人が違うからです。

データの中身は渡す方にも分かりません。不備が出た時、聞ける相手がその場にいません。

Q5.何から始めればよいですか?

去年、刷り直した仕事を数えることからです。

そのうち、校正の記録が残っていたものが何件かを分けるだけで、いまの形は見えます。

まとめ

印刷業のもめごとは、腕の良し悪しの問題ではありません。

人の中にある色を、紙で合わせようとする形から生まれます。

刷ったあとに直せるものは、ひとつもありません。

直せる大きさは、校正の日を境に変わります。

確かめておけるのは、校正の日だけです。

刷り上がりは、一万枚が一度に決まります。

印刷業では、その日が一度きりです。

まず、何から始めればよいですか?

記事の作成にご協力いただいた弁護士の、ご紹介ページをご覧ください。

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