なぜ、建設・建築・施工では、追加の工事の代金が後で消えるのですか?

記事作成にご協力いただいた弁護士:河村敦志(東京あおい法律事務所・第二東京弁護士会)

取り決めやもめごとの側から、建設・建築・施工の取引の形を見ています。この記事は、個別のご相談に対する法律の助言ではありません。 → この弁護士について

この記事は、当社が定めた型に沿ってAIが組んだものです。

法律の面は河村敦志弁護士にご確認いただいています。

この業種に従事する方のご確認は受けていません。

書かれているのは、この業種の商流の典型例です。

各社のご事情とは異なる場合があります。

六つの工程は当社が型として定めたもので、ここに入らない話も起こります。

なぜ建設・建築・施工は、追加の工事で話が食い違うのか?決めるより先に、現場が動く商習慣

追加をお願いされた。

現場は止められないので、先に手をつけた。

終わってから、その分の話をした。

建設・建築・施工では、これが起こることがあります。

そして、後から出す書面は、もう根拠になりません。

なぜ、建設・建築・施工では、追加の工事の代金が後で消えるのですか?

先に工事が動いて、決めるのが後になるからです。

元請けから話が来て、現場で判断して、材料と職人を手配します。

決めるのは現場、払うのを決めるのは別の人です。

その二人が、同じ日に同じ話を聞くことはありません。

だから、決まったことの形が残りません。

残っていないものは、後からは作れません。

建設・建築・施工の取引は、どんな順番で進みますか?

六つの工程に分かれます。

建設・建築・施工の六つの工程 1 引き合いと下見 2 見積とお約束 3 着工の段取り 4 ★決めそこねやすい 工事の途中の変更 5 引渡しと手直し 6 ★決めそこねやすい 出来高の請求と入金
図1 建設・建築・施工の取引の六つの工程と、決めそこねやすい工程

一つ目、引き合いと下見。

二つ目、見積とお約束。

三つ目、着工の段取り。

四つ目、工事の途中の変更。

五つ目、引渡しと手直し。

六つ目、出来高の請求と入金。

決めそこねが出るのは、四つ目です。

四つ目の工事の途中の変更で、形にならないまま話が進みます。

それが六つ目の出来高の請求と入金で、金額になって出てきます。

今回は、四つ目を分けて見ます。

なぜ「工事の途中の変更」で決めておかないと、あとが高くつくのですか?

工事は、話がつくまで止められないからです。

変更の話が出た日に、現場はもう次の段取りに入っています。

止めれば、職人も材料も空きます。

だから、決まる前に進めるのが、いちばん安く見えます。

その代わり、決めた証しがどこにも残りません。

残っていないものは、払う側からは無かったことと同じです。

1.なぜ、追加の工事は口で決まるのですか?

現場では、書くより進めるほうが早いからです。

その場にいる人どうしで話が通れば、工事は進みます。

書面を作るのは、事務所に戻ってからになります。

戻ったころには、次の現場の話が来ています。

急ぎでないものは、後回しになります。

後回しにしたものは、たいてい戻ってきません。

2.なぜ、あとから「聞いていない」と言われるのですか?

決めた人と、払う人が別だからです。

現場で話したのは、現場の担当者です。

代金を決めるのは、その人ではありません。

間に伝わる途中で、話は必ず短くなります。

短くなった話は、聞いた側では別の話になります。

建設・建築・施工は、この間が長い商売です。

3.なぜ、工期が延びた分は、誰も払わないのですか?

延びた理由が、どこにも書かれていないからです。

天気で延びた日と、変更で延びた日があります。

現場では、どちらも同じ「延びた日」です。

分けて数えていないと、後からは分けられません。

分けられないものは、話し合いでは決まりません。

だから、延びた分は誰の負担にもならずに消えます。

4.なぜ、次の工事まで間があくと、話がさらに合わなくなるのですか?

覚えている人が、その場にいなくなるからです。

大きな工事が終わると、次まで間があきます。

その間に、担当も職人も入れ替わります。

残っているのは、書いたものだけです。

書いていなければ、思い出せる人はいません。

建設・建築・施工では、この間が長いのが普通です。

決める順番と、お金が動く順番がずれている 元請けの指示 現場の判断 材料と職人の手配 出来高の請求 先に動いて、あとから数える 食い違いは、腕ではなく順番で生まれる
図2 決める順番と、お金が動く順番がずれている

四つとも、同じ一つの工事のことです。

動く順番と決める順番が違うため、きれいには噛み合いません。

間があくほど、覚えている人が減っていきます。

建設・建築・施工の取り決めやもめごとは、誰に相談すればよいのですか?

記事の作成にご協力いただいた弁護士に、一緒に考えていただけます。

この記事では「なぜ食い違うのか」だけを書きました。

「何を頼めるか」は、弁護士のご紹介ページに置いています。

記事作成にご協力いただいた弁護士河村敦志/東京あおい法律事務所。ご相談は事務所と直接です。

よくあるご質問

Q1.なぜ、この食い違いは建設・建築・施工で起きるのですか?

先に作らないと、要るものが分からないからです。

図面どおりに進む工事はまれです。掘ってから、開けてから、分かることがあります。

Q2.なぜ、着工の前に決めておかないといけないのですか?

決める材料が、まだ両方にそろっているからです。

着工したあとは、片方だけが現場を見ています。見ていない側は、話を確かめられません。

Q3.なぜ、気をつけていても防げないのですか?

止めない判断が、その場では正しいからです。

現場を止めれば、その日の職人と材料が空きます。進めた人が責められる形にはなっていません。

Q4.なぜ、人数が少ないほど、この話が重くなるのですか?

決める人が、現場にも出ているからです。

その人が現場に出ている間、事務所には誰も残りません。書く時間は、夜にしか来ません。

Q5.何から始めればよいですか?

ひとつの現場で、変更の回数を数えることからです。

その回数のうち、書いたものが残っているものが何回かを分けるだけで、いまの形は見えます。

まとめ

建設・建築・施工の食い違いは、誠実さの問題ではありません。

決めるより先に現場が動く、という順番から生まれます。

順番を変えられないなら、決め方のほうを先に決めることになります。

先に決めておけるのは、工事が始まる前だけです。

建設・建築・施工では、その日がいちばん静かな日です。

まず、何から始めればよいですか?

記事の作成にご協力いただいた弁護士の、ご紹介ページをご覧ください。

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