なぜ、空調・設備工事では、図面どおりに納めても直しが出るのですか?

記事作成にご協力いただいた弁護士:河村敦志(東京あおい法律事務所・第二東京弁護士会)

取り決めやもめごとの側から、空調・設備工事の取引の形を見ています。この記事は、個別のご相談に対する法律の助言ではありません。 → この弁護士について

この記事は、当社が定めた型に沿ってAIが組んだものです。

法律の面は河村敦志弁護士にご確認いただいています。

この業種に従事する方のご確認は受けていません。

書かれているのは、この業種の商流の典型例です。

各社のご事情とは異なる場合があります。

六つの工程は当社が型として定めたもので、ここに入らない話も起こります。

なぜ空調・設備工事は、図面どおりでも直しが出るのか?他の工事とぶつかる商習慣

図面をいただき、その通りに組みました。

検査も通りました。

使い始めたら、効かない部屋があると言われました。

空調・設備工事では、これが起こることがあります。

そして、図面には何も間違いがありません。

なぜ、空調・設備工事では、図面どおりに納めても直しが出るのですか?

図面には、使い方が書かれていないからです。

図面が示すのは、機器の位置と数です。

位置と数は、そのとおりに納められます。

効き方は、扉の開け閉めや人の数で変わります。

使い方は、建ててからでないと決まりません。

決まっていないものは、図面には載りません。

載らなかったものが、動かしてから出てきます。

空調・設備工事の仕事は、どんな順番で進みますか?

六つの工程に分かれます。

空調・設備工事の六つの工程 1 元請けや 管理会社からのご指名 2 ★決めそこねやすい 図面と条件のお打ち合わせ 3 機器の手配 4 取り付けと配管 5 試運転と検査 6 ★決めそこねやすい お引き渡しとその後
図1 空調・設備工事の取引の六つの工程と、決めそこねやすい工程

一つ目、元請けや管理会社からのご指名。

二つ目、図面と条件のお打ち合わせ。

三つ目、機器の手配。

四つ目、取り付けと配管。

五つ目、試運転と検査。

六つ目、お引き渡しとその後。

長引くのは、六つ目です。

六つ目のお引き渡しとその後で、直しの話が出ます。

言葉にしておけるのは、二つ目の図面と条件のお打ち合わせだけです。

今回は、図面と条件のお打ち合わせのところを見ます。

なぜ「図面と条件のお打ち合わせ」で決めておかないと、あとで示せないのですか?

建ってしまえば、配管の道が残っていないからです。

配管は、壁と天井の中を通ります。

通り道は、ほかの工事と取り合いです。

先に埋まれば、あとから通す道はありません。

通せなければ、別の場所に回します。

回した分だけ、長さも効きも変わります。

変わることは、打ち合わせの日にしか言えません。

1.なぜ、ほかの工事とぶつかるのですか?

同じ天井裏を、何社も使うからです。

電気も、水も、消火も、同じところを通ります。

図面は、それぞれの会社が別に描いています。

紙の上では重なっていても、気づきません。

気づくのは、現場で入れる日です。

その日には、どちらかが先に入っています。

2.なぜ、効かないという話に答えにくいのですか?

効くかどうかに、決まった線が無いからです。

寒い暑いは、人によって違います。

同じ部屋でも、席によって違います。

機器は、決めた能力どおりに動いています。

動いていても、寒いと言われれば直す話になります。

どこまでやれば済むかが、決まっていません。

3.なぜ、元請けからの指名だと言い出しにくいのですか?

次の現場も、その相手から来るからです。

空調・設備工事の入口は、工務店と管理会社です。

一件断れば、次の指名が来ないかもしれません。

来ないと困るので、増えた分も引き受けます。

引き受けた分は、見積りには載りません。

載らないものは、次も同じように来ます。

4.なぜ、入れ替え工事のほうが読めないのですか?

いまの配管が、図面と違うことがあるからです。

古い建物ほど、途中で手が入っています。

手を入れた記録は、残っていないことが多いです。

開けてみて、初めて実際の姿が分かります。

分かった時には、古い機器はもう外れています。

戻せないので、その場で決めることになります。

紙の上の位置と、建ってからの使い方 いただいた図面 現場の取り合い 使い始めてからの効き方 使い方が、どこにも書かれていない 図面どおりなのに、直しが出る
図2 紙の上の位置と、建ってからの使い方

三つは、どれも同じ一件を指しています。

決まる時期が違うため、きれいには噛み合いません。

埋まったあとでは、通す道が残りません。

空調・設備工事の取り決めやもめごとは、誰に相談すればよいのですか?

記事の作成にご協力いただいた弁護士に、一緒に考えていただけます。

この記事では「なぜ食い違うのか」だけを書きました。

「何を頼めるか」は、弁護士のご紹介ページに置いています。

記事作成にご協力いただいた弁護士河村敦志/東京あおい法律事務所。ご相談は事務所と直接です。

よくあるご質問

Q1.なぜ、この食い違いは空調・設備工事で起きるのですか?

図面には、使い方が書かれていないからです。

図面が示すのは位置と数です。効き方は、扉や人の数で変わります。

Q2.なぜ、打ち合わせの日に決めておかないといけないのですか?

建ってしまえば、配管の道が残っていないからです。

通り道はほかの工事と取り合いです。先に埋まれば、あとから通せません。

Q3.なぜ、気をつけていても防げないのですか?

同じ天井裏を、何社も使うからです。

図面は会社ごとに別々です。重なりに気づくのは、現場で入れる日です。

Q4.なぜ、効かないという話に答えにくいのですか?

効くかどうかに、決まった線が無いからです。

寒い暑いは人によって違います。どこまでやれば済むかが決まっていません。

Q5.何から始めればよいですか?

去年、引き渡しのあとに戻った現場を数えることからです。

そのうち、打ち合わせの記録が残っていたものが何件かを分けると、いまの形は見えます。

まとめ

空調・設備工事のもめごとは、施工の精度の問題ではありません。

紙の上の位置と、建ってからの使い方がずれる形から生まれます。

使い方は、図面には載りません。

決めておけるのは、打ち合わせの日だけです。

空調・設備工事では、その日が一度きりです。

まず、何から始めればよいですか?

記事の作成にご協力いただいた弁護士の、ご紹介ページをご覧ください。

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