なぜ、運送・物流では、荷物が傷んだときに話がこじれるのですか?

記事作成にご協力いただいた弁護士:河村敦志(東京あおい法律事務所・第二東京弁護士会)

取り決めやもめごとの側から、運送・物流の取引の形を見ています。この記事は、個別のご相談に対する法律の助言ではありません。 → この弁護士について

この記事は、当社が定めた型に沿ってAIが組んだものです。

法律の面は河村敦志弁護士にご確認いただいています。

この業種に従事する方のご確認は受けていません。

書かれているのは、この業種の商流の典型例です。

各社のご事情とは異なる場合があります。

六つの工程は当社が型として定めたもので、ここに入らない話も起こります。

なぜ運送・物流は、荷が傷んだ日にもめるのか?毎日走り続けて、区切りの日が来ない商習慣

いつもの路線を、いつものように走りました。

降ろしたところで、箱がへこんでいました。

積んだときの様子は、誰も見ていません。

運送・物流では、これが起こることがあります。

そして、明日も同じ路線が動きます。

なぜ、運送・物流では、荷物が傷んだときに話がこじれるのですか?

積んだときと降ろすときで、見る人が違うからです。

積むのは荷主の倉庫、降ろすのは届け先です。

同じ箱を、別々の人が別々の日に見ます。

途中を見ているのは、運んだ者だけです。

一人しか見ていないことは、証しになりません。

証しが無いところで、責めの置き場が決まりません。

運送・物流の取引は、どんな順番で進みますか?

六つの工程に分かれます。

運送・物流の六つの工程 1 ★決めそこねやすい 路線と運賃の取り決め 2 毎日の配車 3 積み込み 4 走行 5 ★決めそこねやすい 荷降ろしと受け取り 6 月ごとのご請求
図1 運送・物流の取引の六つの工程と、決めそこねやすい工程

一つ目、路線と運賃の取り決め。

二つ目、毎日の配車。

三つ目、積み込み。

四つ目、走行。

五つ目、荷降ろしと受け取り。

六つ目、月ごとのご請求。

行き違うのは、五つ目です。

五つ目の荷降ろしと受け取りで、傷が初めて見つかります。

書き残せるのは、一つ目の路線と運賃の取り決めだけです。

以下は、路線と運賃の取り決めの話です。

なぜ「路線と運賃の取り決め」で決めておかないと、あとが決まらないのですか?

走り出すと、止めて話す日が来ないからです。

路線は、毎日同じ時刻に動きます。

止めれば、その日の届け先が全部ずれます。

だから、話し合いはいつも走りながらになります。

走りながら決めたことは、書いて残りません。

止まっているのは、始める前の一日だけです。

1.なぜ、積んだときの様子が残らないのですか?

積む時間が、いちばん短いからです。

決まった時刻までに、積んで出なければなりません。

一つずつ見ていては、間に合いません。

見えるのは、外から分かる傷だけです。

中の傷は、降ろす日に初めて出ます。

そのときには、積んだ人はもう別の路線にいます。

2.なぜ、遅れた分の責めがこちらに来るのですか?

遅れの理由を、分けて数えていないからです。

渋滞で遅れた日と、待たされて遅れた日があります。

現場では、どちらも同じ遅れです。

分けていなければ、後からは分けられません。

分けられないものは、話し合いでは決まりません。

だから、遅れはいつも運ぶ側の側に付きます。

3.なぜ、応援を頼んだ日にいちばん危ないのですか?

頼んだ相手との書面が、無いからです。

急に荷が増えれば、同業に応援を頼みます。

電話一本で、その日のうちに動きます。

書面を作る時間は、どこにもありません。

何かあった日に、どちらが負うかが決まっていません。

運送・物流では、この一本の電話が毎週あります。

4.なぜ、続いている路線ほど書面が古いのですか?

毎日走るものに、区切りの日が無いからです。

路線は、始めた日から同じ形で動き続けます。

次のダイヤ改正まで、読み直す用がありません。

その間に、運行の担当も荷主の窓口も替わります。

替わった人は、走り方だけを引き継ぎます。

書面の中身は、誰にも引き継がれていません。

同じ荷を、別々の人が別々の日に見る 荷主の倉庫 走っている途中 届け先 途中を見た人が、一人しかいない 傷んだ日に、証しが残っていない
図2 同じ荷を、別々の人が別々の日に見る

どれも、同じ一つの荷の中の話です。

見る日も見る人も違うので、そのままでは重なりません。

毎日走るほど、確かめる時間は短くなります。

運送・物流の取り決めやもめごとは、誰に相談すればよいのですか?

記事の作成にご協力いただいた弁護士に、一緒に考えていただけます。

この記事では「なぜ食い違うのか」だけを書きました。

「何を頼めるか」は、弁護士のご紹介ページに置いています。

記事作成にご協力いただいた弁護士河村敦志/東京あおい法律事務所。ご相談は事務所と直接です。

よくあるご質問

Q1.なぜ、この食い違いは運送・物流で起きるのですか?

途中を見ているのが、一人だけだからです。

積む人と降ろす人は別で、間を見ているのは運んだ者だけです。一人しか見ていないことは、証しになりません。

Q2.なぜ、走り出す前に決めておかないといけないのですか?

止まっている日が、そこしかないからです。

路線が動き出すと、話し合いはいつも走りながらになります。走りながら決めたことは、書いて残りません。

Q3.なぜ、気をつけていても防げないのですか?

確かめる時間が、時刻表で決まるからです。

出発の時刻は動きません。一つずつ見ていては間に合わないので、見えるのは外側だけになります。

Q4.なぜ、応援を頼む日ほど危ないのですか?

電話一本で、その日のうちに動くからです。

書面を作る時間がありません。何かあった日に、どちらが負うのかが決まっていない状態で荷が動きます。

Q5.何から始めればよいですか?

先月の荷の事故を、数えることからです。

そのうち、積んだときの様子が残っていたものが何件かを分けるだけで、いまの形は見えます。

まとめ

運送・物流のもめごとは、荷扱いの雑さの問題ではありません。

同じ荷を、別々の人が別々の日に見る形から生まれます。

途中を見ているのは、いつも一人だけです。

決めておけるのは、路線が動き出す前だけです。

運送・物流では、その日から先は毎日が本番です。

まず、何から始めればよいですか?

記事の作成にご協力いただいた弁護士の、ご紹介ページをご覧ください。

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