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ブレインコミュニティ合同会社が、アパレル・衣料で売る半年以上前に決めている仕組みを解説します。

なぜアパレル・衣料は、売れ残りが読めないのか?売る季節の半年以上前に決めている仕組み

今年の夏物は、去年の秋に決めました。

アパレル・衣料では、これがふつうです。

見通しが甘いのではありません。

作る決断が、着られる季節よりずっと前にあるからです。

今回は、その隔たりがどこから来ているのかを分解します。

なぜ、アパレル・衣料の企画は手作業のままなのですか?

決める時点で、その季節がまだ来ていないからです。

生地を押さえるのは、季節の一年近く前です。

縫う工場の枠も、同じころに取ります。

その時点で分かるのは、去年までの売れ方だけです。

今年どう売れるかは、売る季節にならないと分かりません。

分かったときには、作る量はもう決まっています。

アパレル・衣料の仕事は、どんな流れでできていますか?

六つの工程に分かれます。

アパレル・衣料の六つの工程 1 ★手間が集まる 企画・デザイン 2 生産・調達 3 在庫・物流 4 ★手間が集まる 販売・マーケティ ング 5 顧客・アフターケ 6 経理・事務
図1 アパレル・衣料の六つの工程と、手間が集まる工程

一つ目、企画・デザイン。

二つ目、生産・調達。

三つ目、在庫・物流。

四つ目、販売・マーケティング。

五つ目、顧客・アフターケア。

六つ目、経理・事務。

手間が生まれるのは、一つ目と四つ目です。

一つ目の企画・デザインで、半年以上先の品ぞろえが決まります。

四つ目の販売・マーケティングで、その決断が当たったかどうかが出ます。

今回は、一つ目を分解します。

なぜ「企画・デザイン」は、判断が難しいのですか?

根拠にできるのが、去年までの数字しかないからです。

去年よく売れた型は、記録に残っています。

今年も同じように売れるとはかぎりません。

気温も、街の空気も、去年とは違います。

違うことは分かっていても、どう違うかは先に分かりません。

だから、去年の数字に見込みを足して決めることになります。

1.なぜ、色とサイズの配分で悩むのですか?

全体の枚数より、内訳のほうが外れやすいからです。

百枚売れる、という見込みは当たることがあります。

そのうち何色が何枚かは、また別の読みです。

一色だけ早く売り切れ、別の色が残ります。

残った色は、値を下げても動きにくくなります。

枚数が合っていても、内訳がずれれば利益は減ります。

2.なぜ、追加で作れば済むというわけにいかないのですか?

作り直すのに、また同じだけの日数がかかるからです。

よく売れていると分かるのは、店に並べてからです。

そこから追加を頼みます。

生地を手配して、縫って、届くまでに何か月かかかります。

届くころには、その季節が終わっています。

だから、売れている最中には足せません。

3.なぜ、生地を先に押さえておく必要があるのですか?

同じ生地が、あとから手に入るとはかぎらないからです。

生地は、まとまった量で作られます。

作る時期を逃すと、次は次の年です。

押さえておけば、確実に使えます。

押さえた分は、使わなくても支払います。

だから、押さえる量そのものが最初の賭けになります。

4.なぜ、店ごとの在庫の偏りが直りにくいのですか?

どこで何が売れているかが、すぐには集まらないからです。

ある店で売り切れ、別の店で残っています。

移せば両方が助かります。

移すには、両方の在庫が同じ形で見えている必要があります。

形が揃っていなければ、数え直しから始まります。

数え直しているうちに、季節が進みます。

売る季節の半年以上前に、作る数と柄を決めている 去年までの売れ方 これから来る流行の見込 工場の生産にかかる期間 生地を押さえる時期 人が四つを重ねて、半年以上先の品ぞろえを決める 決めたあとは、季節が来るまで直せない
図2 売る季節の半年以上前に、作る数と柄を決めている

四つとも、同じ一つのシーズンのことです。

それでも、決める時期だけが売る時期よりずっと前にあります。

前にあるので、当たったかどうかが分かるころには打つ手がありません。

できることの一覧は、どこにありますか?

六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。

この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。

「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。

アパレル・衣料の六つの工程と、できること一覧

https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/apparel.html

よくあるご質問

Q1.なぜ、この隔たりはアパレル・衣料でだけ大きいのですか?

生地から縫製まで、作る側の期間が長いからです。

仕入れて売るだけの商品なら、注文は短い周期で出せます。衣料は、糸と生地の段階から押さえます。

Q2.なぜ、少しずつ作って様子を見るというわけにいかないのですか?

少ない枚数では、一枚あたりの費用が上がるからです。

型を起こす費用も、工場を動かす費用も、枚数で割ります。少なく作ると、一枚が背負う分が増えます。

Q3.なぜ、値下げしても残ることがあるのですか?

季節が過ぎると、値段の問題ではなくなるからです。

夏物は、秋になれば安くても要りません。残った分は、翌年まで持つか、別の売り先を探すことになります。

Q4.なぜ、当たった年でも安心できないのですか?

次の年の企画は、当たる前に始まっているからです。

今年の結果が出るころには、来年の生地を押さえています。結果を反映できるのは、再来年からです。

Q5.何から始めればよいですか?

まず一型、決めた枚数と実際に売れた枚数を色とサイズごとに並べることからです。

全体とは別に、内訳のずれが見えます。多くは、内訳のほうが大きくずれています。

まとめ

アパレル・衣料の売れ残りは、読み違いだけでは決まりません。

決める時期が、売る時期よりずっと前にあることで決まります。

生地も工場の枠も、半年以上前に押さえます。

押さえたあとは、季節が来るまで直せません。

期間を縮められないなら、決め方の根拠を変えるしかありません。

まず、何から始めればよいですか?

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https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/apparel.html

アパレル・衣料の六つの工程が、そのまま並んでいます。

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ブレインコミュニティ合同会社

現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。

代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。

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