
撮影は一時間で終わったのに、納品までは二週間かかる。
写真館・フォトスタジオでは、これが普通です。
加工に手間がかかるからだけではありません。
やり直しのきかない日なので、多めに撮っているからです。
今回は、その多さがどこから来ているのかを分解します。
その日が、二度と来ない日だからです。
七五三の日も、成人の日も、一度きりです。
足りなかったから撮り直す、ということができません。
だから、足りるより多い方を選びます。
多く撮れば、そのぶん後で見る枚数が増えます。
見るのは、撮ったあとです。
六つの工程に分かれます。
一つ目、準備・計画。
二つ目、お客様対応・契約。
三つ目、撮影の段取り。
四つ目、撮影・加工。
五つ目、納品・アフターフォロー。
六つ目、撮影料金の請求と入金確認。
手間が生まれるのは、四つ目と六つ目です。
四つ目の撮影・加工で、撮った枚数がそのまま作業量になります。
六つ目の撮影料金の請求と入金確認で、焼き増しの分が後から足されます。
今回は、四つ目を分解します。
撮る速さと、見る速さが違うからです。
一時間の撮影で、三百枚撮れます。
撮るのは一枚一秒もかかりません。
見るのは、一枚に数秒かかります。
似た写真が並べば、見比べる時間も足されます。
だから、撮影より選ぶほうが長くなります。
どこが違うかが、並べて見ないと分からないからです。
同じ構図で、続けて何枚も撮ります。
違うのは、目の開き方や口もとです。
一枚ずつ見ても、良し悪しは決まりません。
二枚を並べて、はじめて差が見えます。
組み合わせの数だけ、見比べることになります。
良い一枚が、写っている人の数だけあるからです。
お子さんが良く写った一枚があります。
その写真では、お母様が目を閉じておられます。
全員が良い一枚は、たいてい在りません。
だから、誰を優先するかをご家族に伺います。
伺うまで、こちらでは決められません。
どう直すかが、言葉になりにくいからです。
「もう少し明るく」では、どこをどれだけか決まりません。
撮った人は、その場の光を覚えています。
加工する人は、その場にいません。
覚えていることを言葉にして渡します。
渡した言葉が足りなければ、戻ってきます。
ご覧になってから、追加のご希望が出るからです。
アルバムをご覧になります。
おじい様の分も、と言われます。
焼き増しには、元の写真を探し直します。
どの写真だったかは、納品した組の中にしか記録がありません。
探し直しは、納品の何か月後にも起こります。
四つとも、同じ一件の撮影のことです。
それでも、撮る速さと見る速さは揃っていません。
揃っていないので、後ろの工程だけが長くなります。
六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。
この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。
「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。
写真館・フォトスタジオの六つの工程と、できること一覧
Q1.なぜ、この長さは写真館・フォトスタジオでだけ起きるのですか?
撮り直しができない日を扱っているからです。
商品の撮影なら、足りなければまた撮れます。七五三も成人式も、その日しかありません。
Q2.なぜ、撮る枚数を減らせばよいというわけにいかないのですか?
減らすと、良い一枚が入らない危険が上がるからです。
お子さんの表情は狙って撮れません。枚数を減らせば、当たりが入らないまま終わることがあります。
Q3.なぜ、腕が上がっても選ぶ時間が短くならないのですか?
選ぶ時間が、腕ではなく枚数で決まるからです。
上手に撮れるほど、良い候補も増えます。候補が増えれば、迷う組み合わせも増えます。
Q4.なぜ、繁忙期に納品が遅れるのですか?
撮影は並べてできても、選ぶのは並べてできないからです。
撮影はスタジオを増やせば同時に進みます。選ぶのは一件ずつ、目を通す作業です。
Q5.何から始めればよいですか?
まず一件、撮った枚数と選ぶのにかかった時間を並べることからです。
枚数と時間が比例していることが、自分の店の数字で分かります。
写真館・フォトスタジオの手間は、加工の細かさだけでは決まりません。
撮った枚数で決まります。
枚数が多いのは、その日が二度と来ないからです。
撮る速さと見る速さが違うので、後ろの工程だけが長くなります。
枚数を減らせないなら、見比べ方を変えるしかありません。
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写真館・フォトスタジオの六つの工程が、そのまま並んでいます。
手間がかかっている工程をクリックしてください。
その工程で使えるAIと、いまかかっている時間から、一年でどれだけ手間が減るかが、その場で出ます。
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ブレインコミュニティ合同会社
現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。
代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。
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