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ブレインコミュニティ合同会社が、空調・設備工事で図面と現物が合わない仕組みを解説します。

なぜ空調・設備工事は、図面どおりに置けないのか?図面が建てたときのままである仕組み

図面では入るはずだった。

現場へ行ったら、そこに別の配管が通っていた。

空調・設備工事では、これがよくあります。

図面が間違っているのではありません。図面が古いのです。

今回は、その古さがどこから来ているのかを分解します。

なぜ、空調・設備工事の調査は手作業のままなのですか?

図面が、建てたときの姿のまま止まっているからです。

建物は、建てたあとも手が入ります。

内装を変え、配線を足し、配管を回します。

その一つひとつは、元の図面には戻りません。

だから年が経つほど、図面と現物の差は開きます。

差がどれだけ開いているかは、行って測るまで分かりません。

空調・設備工事の仕事は、どんな流れでできていますか?

六つの工程に分かれます。

空調・設備工事の六つの工程 1 ★手間が集まる 現場調査と工事計 2 お見積りと着工前 の手続き 3 資材と職人の段取 4 現場施工と安全管 5 試運転・引き渡し と点検 6 ★手間が集まる 工事代金の請求と 支払い
図1 空調・設備工事の六つの工程と、手間が集まる工程

一つ目、現場調査と工事計画。

二つ目、お見積りと着工前の手続き。

三つ目、資材と職人の段取り。

四つ目、現場施工と安全管理。

五つ目、試運転・引き渡しと点検。

六つ目、工事代金の請求と支払い。

手間が生まれるのは、一つ目と六つ目です。

一つ目の現場調査と工事計画で、図面と現物の差が出ます。

六つ目の工事代金の請求と支払いで、その差の分を請求に入れられません。

今回は、一つ目を分解します。

なぜ「現場調査と工事計画」は、行ってみないと決まらないのですか?

図面に載っていない物が、そこにあるからです。

梁の位置。既にある配管。天井裏の高さ。

どれも、建てたあとに変わっている可能性があります。

変わっていれば、置き場所も配管の通し方も変わります。

だから、行って測るまで機種も工法も決められません。

決められない間、見積も段取りも止まります。

1.なぜ、現場で測った内容が計画に反映しきれないのですか?

測った人と、計画を書く人が違うからです。

現場で測るのは、行った人です。

その人が見た「入りそうにない感じ」は、寸法には出ません。

計画を書く人に渡るのは、数字とメモだけです。

だから、行った人にもう一度聞くことになります。

聞ける人が現場に出ていれば、そこで止まります。

2.なぜ、機種を決め直すことが起きるのですか?

置ける寸法が、天井を開けてから変わるからです。

調査でできるのは、点検口から覗くところまでです。

覗けない場所は、経験から見当をつけます。

見当が外れれば、その機種はもう置けません。

決め直せば、納期も金額も動きます。

動いた分をお客様に説明するのは、着工したあとになります。

3.なぜ、似た建物でも段取りを一から組むのですか?

過去の現場が、案件の名前で並んでいるからです。

思い出したいのは、建物の種類と築年数と天井の高さです。

その並びで入っていないので、条件では引けません。

心当たりを開いて、違えばまた次を開きます。

探す時間は読めないので、一から組むほうを選びます。

選び続けるほど、空調・設備工事の段取りは毎回ゼロからになります。

4.なぜ、現場での変更が請求に入らないのですか?

変えた事実が、その場では紙に残らないからです。

図面と違うことに気づいたのは、天井の中にいる職人です。

職人は手を動かしながら、その場で通し方を変えます。

変えたこと自体は、工事が終われば見えなくなります。

見えないので、事務所には伝わりません。

伝わらなかった分は、請求書に一行も出ません。

図面が、建てたときの姿のまま止まっている 建てたときの図面 その後の改修 いまの現物 機器の仕様 人が現場へ行って、測って突き合わせる 図面どおりに置けないことが、行ってから分かる
図2 図面が、建てたときの姿のまま止まっている

四つとも、同じ一つの建物のことを指しています。

それでも、その後の改修は元の図面に戻っていません。

戻っていないので、差がどれだけあるかは行って測るまで分かりません。

できることの一覧は、どこにありますか?

六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。

この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。

「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。

空調・設備工事の六つの工程と、できること一覧

https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/setsubi.html

よくあるご質問

Q1.なぜ、この食い違いは空調・設備工事でだけ起きるのですか?

できあがった建物の中へ、後から機械を入れるからです。

建てる工事なら、図面と現場は同じ時間の中にあります。設備は、何年も前に作られた物の中に入れます。

Q2.なぜ、図面が更新されないのですか?

手を入れた人と、図面を持っている人が違うからです。

内装も配線も、そのときの業者が入れます。元の図面に戻す決まりが無ければ、差は開いたままです。

Q3.なぜ、気をつけていても防げないのですか?

天井を開けるまで、確かめる手立てが無いからです。

点検口から覗ける範囲には限りがあります。丁寧に調べても、覗けない場所は見当のままです。

Q4.なぜ、人数が少ない会社ほど大きく出るのですか?

調査に行く人と、計画を書く人が同じだからです。

現場に出ている間、計画は進みません。分けられる会社なら、並べて進められます。

Q5.何から始めればよいですか?

まず一件、調査から機種が決まるまでの日数を数えることからです。

その日数のうち、行き直しに使った分が分かれば、縮める値打ちも分かります。

まとめ

空調・設備工事で図面どおりに置けないのは、図面が間違っているからではありません。

図面が、建てたときの姿のまま止まっているからです。

手を入れた分は、元の図面には戻りません。

だから、差がどれだけあるかは行って測るまで分かりません。

測った内容の残し方を変えれば、行き直しは減ります。

まず、何から始めればよいですか?

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https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/setsubi.html

空調・設備工事の六つの工程が、そのまま並んでいます。

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ブレインコミュニティ合同会社

現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。

代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。

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