
出した数字は、その場では誰も間違いに気づきません。
測量・地質調査の成果は、設計と工事と登記が、その上に立つ土台です。
違っていたと分かるのは、その数字を使って何かが建ったあとです。
だから、確かめる工程が、測る工程と同じだけ要ります。
今回は、その「土台になる」がどこに効いてくるのかを分解します。
出した数字を、あとから直せないからです。
納めた図面をもとに、設計が始まります。
その設計をもとに、工事が始まります。
登記に使われることもあります。
そこまで進んでから間違いが出れば、戻る先が最初です。
だから、渡す前に確かめきることになります。
六つの工程に分かれます。
一つ目、依頼内容の確認と調査計画。
二つ目、ご提案とご契約。
三つ目、現地作業と測定データの整理。
四つ目、解析と成果図面の作成。
五つ目、成果物の引き渡しとご質問対応。
六つ目、請求と完了報告。
手間が生まれるのは、四つ目です。
四つ目の解析と成果図面の作成で、測った数字を他の人が使える形にします。
ここで通した数字が、そのまま次の工程の前提になります。
今回は、四つ目を分解します。
測った数字を、そのまま渡せないからです。
現場では、点ごとの数字を取ります。
そのままでは、図になりません。
基準となる点に合わせて、全部を並べ直します。
並べ直したあと、閉じているかを検算します。
合わなければ、どの点かを探しに戻ります。
測るたびに、わずかな差が出るからです。
機械にも、読み取りにも、幅があります。
一度きりでは、その幅の中か外かが分かりません。
別の日に、別の順で測り直します。
二つが近ければ、その範囲に収まっています。
離れていれば、どちらかに理由があります。
基準となる点が、前に誰かが置いたものだからです。
国や自治体が設けた点があります。
以前の測量で設けた点もあります。
現地でその点が失われていることがあります。
無ければ、別の点から引き直します。
引き直した経路は、記録に残す必要があります。
出す成果の形が、決められているからです。
図面の縮尺も、記号も、様式があります。
様式は、出す先ごとに違うことがあります。
中身が正しくても、形が違えば受け取られません。
受け取られなければ、次の工程が始まりません。
だから、形の確認が中身の確認と別に要ります。
その数字を使う人が、こちらではないからです。
設計をされる方が、図を読まれます。
読み方に迷われれば、こちらに伺いが来ます。
何年か経ってからのこともあります。
そのとき、どの版を渡したかが要ります。
版が分からなければ、答えられません。
四つとも、同じ一件の調査のことです。
それでも、間違いはその場で表に出ません。
出ないので、渡す前に確かめきることになります。
六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。
この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。
「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。
測量・地質調査の六つの工程と、できること一覧
Q1.なぜ、機械が測った数字をそのまま渡せないのですか?
点の集まりのままでは、図になっていないからです。
基準に合わせて並べ直し、閉じているかを検算します。その工程が、測る時間と別にかかります。
Q2.なぜ、同じ土地でも過去のデータを探すのですか?
基準となる点を、前の測量から引き継ぐからです。
点が現地から失われていることがあります。そのときは別の点から引き直し、経路を残します。
Q3.なぜ、間違いに気づくのが遅れるのですか?
使う人が、その数字を正しいものとして扱うからです。
設計も工事も、土台を疑いません。分かるのは、上に乗せたものが合わなくなったときです。
Q4.なぜ、成果物の版を管理する必要があるのですか?
渡したあとに、何年も参照されるからです。
どの版に基づいて設計されたかが分からないと、あとの問い合わせに答えられません。
Q5.何から始めればよいですか?
一件で、現場に出ている時間と、戻ってから確かめている時間を分けて測ることからです。
その比率が、土台になる仕事の重さです。確かめる側が長いほど、渡したあと直せない仕事だということになります。
測量・地質調査の手間は、現場の作業から来ているのではありません。
出した数字が、他の人の仕事の前提になるところから来ています。
間違いはその場で表に出ず、上に何かが乗ってから分かります。
だから、渡す前に確かめきることになります。
あとから直せないなら、確かめる作業のほうを軽くするしかありません。
業種を選ぶだけの無料の診断を開いてください。
AI業務棚卸(無料・登録不要)
測量・地質調査の六つの工程が、そのまま並んでいます。
手間がかかっている工程をクリックしてください。
その工程で使えるAIと、いまかかっている時間から、一年でどれだけ手間が減るかが、その場で出ます。
測量・地質調査が一覧に無ければ、お問い合わせいただければ無料で診断します。
登録もアンケートもいりません。
ブレインコミュニティ合同会社
現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。
代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。
ご相談とお見積りは無料です。