
監修:大川行成(ブレインコミュニティ合同会社 代表/元・富士通総研 BPRコンサルタント)
業務改善とAIの側から、美容・サロンの仕事の形を分析しています。資格が要る手続きそのものの判断や助言をするものではありません。 → この人について
この記事は当社の型に沿って機械が組み、大川行成が八十五本すべてを確認しています。
一日じゅう手を動かしていたのに、売上は先週と変わらない。
美容・サロンでは、これがよく起きます。
腕や接客の問題とはかぎりません。
売っている物が、貯めておけないからです。
今回は、その貯まらなさがどこから来ているのかを分解します。
空いた一時間を、あとから売り直すことができないからです。
午後二時から三時が空いたとします。
その一時間は、三時になれば消えます。
品物なら、売れ残っても明日の棚に並びます。
時間は、明日の棚に並びません。
だから、空きが出るたびに、その場で埋める相手を探すことになります。
六つの工程に分かれます。
一つ目、計画・準備(メニュー・キャンペーン計画)。
二つ目、集客・予約(お客様を呼ぶ・予約管理)。
三つ目、店舗運営(お店の準備・在庫管理)。
四つ目、施術・サービス(お客様への提供)。
五つ目、アフターフォロー(お客様とのつながり)。
六つ目、会計・事務(お金の管理・報告)。
手間が生まれるのは、二つ目と四つ目です。
二つ目の集客・予約(お客様を呼ぶ・予約管理)で、その日の売上の上限が決まります。
四つ目の施術・サービス(お客様への提供)で、決まった上限のぶんだけ手を動かします。
今回は、二つ目を分解します。
埋める枠の形が、お客様ごとに違うからです。
ある方は一時間、別の方は二時間半かかります。
前のお客様が長引けば、次の開始も動きます。
空いた四十分に入る人は、四十分で終わる方だけです。
その方が、ちょうどその時間に来られるとはかぎりません。
だから、時間としては空いているのに、売れない隙間が残ります。
一つの枠が動くと、後ろの枠も一緒に動くからです。
予約は、時刻の順に一本の線で並んでいます。
真ん中の一つが十五分ずれます。
後ろの全員が十五分ずれます。
最後のお客様は、一時間近く待たれることもあります。
元に戻すには、間のどこかで十五分を削るしかありません。
前回の記録が、その日の欄にしか残っていないからです。
カルテには、その日にしたことが書いてあります。
何を話されたかは、書く欄がありません。
次にお見えになるのは、二か月後です。
二か月前の会話は、担当者の記憶の中だけです。
覚えていないまま始めると、はじめての方のように聞くことになります。
その人の時間が、そのまま上限になるからです。
指名されるのは、一人の担当者です。
その担当者が一日に持てる枠は決まっています。
枠が埋まれば、それ以上は受けられません。
他の担当者は空いています。
店として空いているのに、お断りすることになります。
来られなくなったことが、何の記録にもならないからです。
来られた日は、カルテに残ります。
来られなかった日は、どこにも残りません。
二か月に一度の方が三か月空いても、遅れているだけかもしれません。
半年たって、はじめて来られなくなったと分かります。
そのころには、別のお店に通っておられます。
四つとも、同じ一日の同じ店のことです。
それでも、動く速さも決まり方も揃っていません。
揃っていないので、合わせる作業がその日のうちに何度も起きます。
六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。
この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。
「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。
美容・サロンの六つの工程と、できること一覧
いま月額で払っている道具を、自社のしくみに置き換える
お客様や取引先からお預かりした情報が、どこで外へ広がるのかは、美容・サロンで、預かった情報が外へ広がる理由で説明しています。
六つの工程それぞれに、人がやっている作業があります。
新メニューのアイデア出し
キャンペーン内容の検討
材料・商品の仕入れ計画
スタッフのシフト作成
予約の受付・管理
新規のお客様獲得(SNS・チラシ)
お客様情報の登録
クーポン・割引の管理
材料・備品の在庫管理
スタッフへの情報共有
店舗の清掃・準備リスト作成
機器のメンテナンス計画
お客様のカウンセリング記録
施術内容の記録
過去の施術履歴の参照
施術後のアドバイス作成
次回予約の提案
お客様へのメッセージ送付
お客様からの問い合わせ対応
お客様アンケートの集計
レジ締め・売上データの記録
売上・経費の集計
請求書・領収書の発行
税務申告の準備
Q1.なぜ、この隙間は美容・サロンでだけ起きるのですか?
売っている物が、形として残らないからです。
品物なら、今日売れなくても明日売れます。席と時間は、その時刻を過ぎた瞬間に無くなります。
Q2.なぜ、予約を詰めれば済むというわけにいかないのですか?
詰めすぎると、遅れが後ろへ積み上がるからです。
間を空けずに入れると、一人が長引いただけで最後まで響きます。空ければ隙間が、詰めれば遅れが出ます。
Q3.なぜ、お客様が増えても楽にならないのですか?
増えるのは予約の数で、席と手の数は増えないからです。
断る回数が増えるだけになります。席を増やすには場所が、手を増やすには人が要ります。
Q4.なぜ、繁忙期ほど取りこぼしが増えるのですか?
埋める判断を、その場でしなければならないからです。
忙しいときほど、電話に出る手も、台帳を見る手も足りません。空いた枠を見つける前に、その時刻が過ぎます。
Q5.何から始めればよいですか?
まず一週間、埋まらなかった時間を分数で数えることからです。
空き時間の合計に単価を掛けると、取りこぼしがいくらだったかが自分の店の数字で分かります。
美容・サロンの数字は、働いた時間だけでは決まりません。
売れた時間と、売れなかった時間の差で決まります。
売れなかった時間は、あとから売り直せません。
だから、忙しさと数字が一致しないことが起こります。
時間を貯められないなら、枠の切り方を変えるしかありません。
業種を選ぶだけの無料の診断を開いてください。
AI業務棚卸(無料・登録不要)
美容・サロンの六つの工程が、そのまま並んでいます。
手間がかかっている工程をクリックしてください。
その工程で使えるAIと、いまかかっている時間から、一年でどれだけ手間が減るかが、その場で出ます。
美容・サロンが一覧に無ければ、お問い合わせいただければ無料で診断します。
登録もアンケートもいりません。
ブレインコミュニティ合同会社
現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。
ご相談とお見積りは無料です。