
売る車の中身も、値段も、メーカーが決めています。
新車ディーラーでは、そこを変えられません。
変わるのは、お客様の側にある条件だけです。
下取り、ローン、保険、納期、登録の時期。
今回は、その組み合わせがどこに効いてくるのかを分解します。
決まっている部分ではなく、決まっていない部分を扱っているからです。
車の仕様は、資料に全部書いてあります。
値段も、表に出ています。
そこは、調べれば誰でも同じ答えになります。
商談で決めるのは、そこではありません。
その方の事情に合う組み合わせを、その場で作っています。
六つの工程に分かれます。
一つ目、展示・販促の準備。
二つ目、来店商談とご成約。
三つ目、在庫と登録の段取り。
四つ目、整備と納車。
五つ目、納車後の点検・ご相談。
六つ目、請求と売上の集計。
手間が生まれるのは、二つ目と四つ目です。
二つ目の来店商談とご成約で、その方だけの組み合わせを作ります。
四つ目の整備と納車で、その組み合わせを日付に落とします。
今回は、二つ目を分解します。
決まっていないところが、車ではなくお客様の側にあるからです。
同じ車を、二人の方が買われるとします。
一人は下取りがあり、もう一人はありません。
一人は一括で、もう一人は分割です。
一人は三月中に登録したい理由があります。
車は同じでも、出す紙は一枚も同じになりません。
どれか一つを変えると、他の数字も動くからです。
下取りの額を変えれば、支払い総額が変わります。
支払い総額が変われば、分割の回数と月々の額が変わります。
月々の額を先に決めれば、今度は頭金が動きます。
お客様は、その場で見比べておられます。
一回の商談で、何通りも作ることになります。
その車の値段を、こちらだけでは決められないからです。
下取りの車は、査定する人が見ます。
見た結果が出るまで、支払い総額が確定しません。
総額が出ないと、分割の話に進めません。
お客様は、その間お待ちになります。
待っておられる時間は、商談の時間に含まれます。
車が出来上がる日を、店では決めていないからです。
受注してから作られる車があります。
いつ出来るかは、工場の予定で決まります。
予定は、途中で動くことがあります。
動いたことは、店に伝わってから分かります。
お伝えした日と、実際の日が変わることになります。
必要な書類が、その方の条件ごとに変わるからです。
下取りがあれば、その車の書類が要ります。
ローンを使われるなら、その審査の書類が要ります。
法人でお買いになるなら、また別の書類です。
全部そろっているかは、条件が確定してからでないと分かりません。
確定するのは、商談の終わりのほうです。
四つとも、その方の事情から来ています。
四つは、それぞれ別々には決められません。
つながっているので、一つ変わると全部を作り直すことになります。
六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。
この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。
「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。
新車ディーラーの六つの工程と、できること一覧
Q1.なぜ、値段を自由に決められないのに商談が長くなるのですか?
決められるところが、値段ではなく組み合わせだからです。
車の値段は動かせません。下取り、分割、付属品、納期の組み合わせが、その方に合うかどうかの話になります。
Q2.なぜ、同じ車種でも書類の枚数が違うのですか?
要る書類が、お客様の条件で決まるからです。
下取りの有無、支払いの方法、個人か法人かで、必要な種類が変わります。車のほうは関係ありません。
Q3.なぜ、納車の日が動くのですか?
車が出来上がる日を、店で決めていないからです。
工場の予定と、輸送と、登録の順番が重なります。どれか一つが動くと、後ろが全部動きます。
Q4.なぜ、納車したあとも連絡が続くのですか?
点検と車検の時期が、お売りした日から決まるからです。
一台ごとに違う日付が、何年も先まで続きます。台数ぶんの日付を持ち続けることになります。
Q5.何から始めればよいですか?
一件の商談で、見積書を何回作り直しているかを数えることからです。
作り直した回数が、条件のつながりの多さです。多いほど、その方の事情が複雑だったということになります。
新車ディーラーの手間は、車の説明から来ているのではありません。
お客様の側の条件を組み合わせるところから来ています。
条件はつながっているので、一つ変わると全部が動きます。
だから、同じ車を売っても紙が一枚も同じになりません。
車を変えられないなら、条件を組み直す回数のほうを見るしかありません。
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新車ディーラーの六つの工程が、そのまま並んでいます。
手間がかかっている工程をクリックしてください。
その工程で使えるAIと、いまかかっている時間から、一年でどれだけ手間が減るかが、その場で出ます。
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ブレインコミュニティ合同会社
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代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。
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