
監修:大川行成(ブレインコミュニティ合同会社 代表/元・富士通総研 BPRコンサルタント)
業務改善とAIの側から、映像制作・動画の仕事の形を分析しています。資格が要る手続きそのものの判断や助言をするものではありません。 → この人について
この記事は当社の型に沿って機械が組み、大川行成が八十五本すべてを確認しています。
編集の途中で、必要な画が撮れていないと気づきます。
映像制作・動画では、これが起きます。
撮り忘れというより、要ると分かったのが後だったのです。
現場は一度きりで、もう同じ日には戻れません。
今回は、その一度きりがどこから来ているのかを分解します。
どの画が使えるかは、つないでみるまで決まらないからです。
撮った素材は、何時間ぶんもあります。
そのうち使うのは、ごく一部です。
どれを使うかは、前後をつないでから決まります。
つなぐ前に選り分けることはできません。
だから、全部を一度は見ることになります。
六つの工程に分かれます。
一つ目、企画・構成。
二つ目、契約・準備。
三つ目、撮影・素材管理。
四つ目、編集・制作。
五つ目、納品・公開。
六つ目、請求と協力会社への支払い。
手間が生まれるのは、一つ目と四つ目です。
一つ目の企画・構成で、何を撮るかを決めます。
四つ目の編集・制作で、決めたとおりに撮れていたかが出ます。
今回は、四つ目を分解します。
必要かどうかが、つないでみて初めて分かるからです。
構成では、場面の順番だけを決めます。
現場では、その順番どおりに撮ります。
つなぐと、場面と場面の間がつながらないことがあります。
間をつなぐ短い画が要ると、そこで分かります。
その画は、撮っていません。
中身が、ファイルの名前には書かれていないからです。
記録された名前は、機械が付けた番号です。
何が写っているかは、開いて見るまで分かりません。
撮影のメモは、別の紙にあります。
紙と番号を突き合わせて、当たりを付けます。
当たりが外れれば、また次を開きます。
言葉で伝わる範囲が、映像では狭いからです。
「もう少しテンポよく」と言われます。
切り替えを速くするのか、間を詰めるのかで、別の直しです。
どちらかを選んで、直して、お見せします。
違えば、もう一方を試します。
試した回数が、そのまま往復の回数になります。
写り込んだ物の権利が、撮ったあとに分かるからです。
会場の看板や、流れていた音楽が写り込みます。
その場では、気づかないことがあります。
編集で見返して、初めて気づきます。
使ってよいかを確かめるには、相手を探します。
確かめが済むまで、その場面は決まりません。
関わる方が案件ごとに違い、条件も一人ずつ違うからです。
撮影の日だけ来ていただく方がおられます。
日ごとの方も、一式でお受けくださる方もおられます。
実績を数えるのは、納品が終わってからです。
終わってから、一人ずつ条件を確かめます。
条件が書かれていなければ、そこで止まります。
四つとも、同じ一つの案件のことです。
それでも、足りないと分かるのは撮り終わったあとです。
あとなので、その日に戻って直すことができません。
六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。
この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。
「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。
映像制作・動画の六つの工程と、できること一覧
いま月額で払っている道具を、自社のしくみに置き換える
お客様や取引先からお預かりした情報が、どこで外へ広がるのかは、映像制作・動画で、預かった情報が外へ広がる理由で説明しています。
六つの工程それぞれに、人がやっている作業があります。
企画書・構成案の下書き
参考映像・資料の探し出し
撮影場所・出演者の候補探し
予算・スケジュール案の作成
契約書・同意書の下書き
撮影機材・スタッフの手配状況確認
撮影許可・著作権関連の確認
香盤表・台本の下書き
撮影素材の分類・整理
撮影メモ・ログの書き写し
必要な素材の探し出し
変更点の記録と関係者への通知
初稿の構成案・編集指示の下書き
テロップ・ナレーション原稿の下書き
修正指示の聞き取り・整理
完成映像のチェックリスト作成
納品ファイル形式・媒体の確認
公開後の反響・意見の整理
次の企画に向けた改善点のまとめ
顧客への挨拶文・お礼状の下書き
作業実績・経費の台帳書き写し
請求書の下書き
協力会社への支払い明細作成
税務書類の準備
Q1.なぜ、この一度きりは映像制作・動画でだけ起きるのですか?
材料を、その場でしか集められないからです。
文章なら、書き足せます。撮影は、その日その場所にいた人と物がなければ同じ画になりません。
Q2.なぜ、多めに撮っておけば済むというわけにいかないのですか?
多く撮るほど、あとで見る時間が増えるからです。
保険で撮った分も、編集では一度見ます。撮る時間と見る時間の両方が増えます。
Q3.なぜ、構成を細かく決めても足りなくなるのですか?
つながるかどうかは、つないでみないと分からないからです。
紙の上では自然な順番でも、映像にすると飛んで見えることがあります。飛びを埋める画は、紙には現れません。
Q4.なぜ、案件が重なると急に苦しくなるのですか?
撮影の日が動かせないからです。
編集はずらせます。撮影は、会場も出演される方も押さえた日です。重なった日は、どちらも動かせません。
Q5.何から始めればよいですか?
まず一件、編集で足りないと分かった画が何本あったかを数えることからです。
どういう種類の画が足りなくなるかが見えます。次の現場で先に撮っておく手がかりになります。
映像制作・動画の手間は、撮る時間だけでは決まりません。
足りない画が出るかどうかで決まります。
足りないと分かるのは、つないでからです。
つないだころには、その現場はもうありません。
現場を二度にできないなら、何が要るかの決め方を変えるしかありません。
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その工程で使えるAIと、いまかかっている時間から、一年でどれだけ手間が減るかが、その場で出ます。
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現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。
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