
条件は合っている。経験も足りている。
それでも決まらない。人材派遣・紹介では、これがよくあります。
決め手になっているのは、たいてい条件表に書いていないことです。
書いていないので、毎回、人が全部読み直して探すことになります。
今回は、その読み直しがどこで効いているのかを分解します。
紙に書けるのは条件だけで、決め手はその外にあるからです。
求人票に並ぶのは、職種と勤務地と給与と必要な経験です。
求職者の登録票に並ぶのも、ほぼ同じ項目です。
しかし、決まるかどうかを分けるのは、働き方の好みや職場の空気です。
それは面談の会話の中にあって、項目にはなっていません。
だから、突き合わせを機械に任せられず、人が一件ずつ読むことになります。
六つの工程に分かれます。
一つ目、求人開拓とご提案の準備。
二つ目、ご登録から企業紹介まで。
三つ目、就業条件の確定と着任準備。
四つ目、就業中のフォローと勤怠管理。
五つ目、契約終了と次のご提案。
六つ目、給与計算と請求。
手が止まるのは、二つ目と四つ目です。
二つ目のご登録から企業紹介までで、読み直しが起きます。
四つ目の就業中のフォローと勤怠管理で、人数の分だけ手が増えます。
今回は、二つ目を分解します。
求職者は、同じ時期に何社にも登録しているからです。
先に具体的な求人が届いた会社で、話が前に進みます。
遅れた理由が「合う求人を探していた」でも、相手には関係ありません。
探す時間が、そのまま決まるかどうかを分けています。
探す時間が長いのは、条件だけでは絞れないからです。
だから、良い人を抱えているほど返事が遅れます。
会話は担当者の記憶に残り、登録票には残らないからです。
前職を辞めた理由。通勤で我慢できる時間。苦手な仕事の進め方。
どれも決め手になりますが、書く欄がありません。
書いていないので、次に紹介するときは記憶を頼りにします。
担当が変われば、その記憶ごと消えます。
会話から要点が残る形なら、絞り込みは条件の外まで届きます。
企業から届く内容が、そのままでは求人票にならないからです。
届くのは、現場の言葉で書かれた仕事の説明です。
求人票に要るのは、応募する人が読んで分かる言葉です。
この間を埋めるのは、担当者の書き直しです。
毎回同じ書き直しをしているなら、それは人がやる仕事ではありません。
下書きが出てくれば、人に残るのは何を強く出すかの判断です。
様子を知る手立てが、一人ずつ連絡することしかないからです。
困っている人は、こちらから聞かないと言いません。
だから、全員に同じ間隔で連絡します。
困っていない人にも同じだけ手をかけます。
勤怠や連絡の様子から気になる人が出てくれば、順番が付きます。
人に残るのは、その人に何を話すかです。
勤怠が締まるまで、一件も確定しないからです。
就業先ごとに締め日も様式も違います。
違うので、届いた順に処理することができません。
全部そろってから、まとめて開くことになります。
まとめて開くので、間違いも同じ日に見つかります。
様式の読み取りを渡せば、確かめる作業だけが残ります。
六つの工程ごとの一覧は、業種ページに置いてあります。
この記事では「なぜそうなるのか」だけを書きました。
「どの作業をAIに任せられるか」は、下のページに全部並んでいます。
人材派遣・紹介の六つの工程と、できること一覧
AIを実行から外す。ここが線です。
人材派遣・紹介でいえば、会話から要点を残すところが機械、その方にこの求人を勧めるかどうかが人です。
人がやること。どこを機械に任せるかを決めて、出てきた結果を確認する。
AIがやること。読み取り、下準備、下書き。そして処理の型を一度だけ作る。
機械がやること。計算、突き合わせ、写し、繰り返し。
AIは百件なら正確です。一万件になると壊れます。
だから、型はAIに作らせ、実行は機械に渡します。
Q1.なぜ人材派遣・紹介でAIの活用が必要なのですか?
返事の速さが、そのまま決まるかどうかを分けているからです。
求職者は同じ時期に何社にも登録しています。探している間に、他社で話が進みます。
Q2.なぜ、条件が合っているのに決まらないのですか?
決め手が条件表の外にあるからです。
働き方の好みや職場の空気は、面談の会話の中にあります。項目になっていないので、絞り込みに使えません。
Q3.なぜ、AIに紹介する人を決めさせてはいけないのですか?
その方の人生に関わる判断だからです。
候補を並べるのは機械が担えます。しかし、誰に何を勧めるかは人の仕事です。実行は機械に、判断は人に残します。
Q4.なぜ、担当が少ない会社ほど効くのですか?
開拓も面談もフォローも同じ人がやっていると、読み直しが夜に回るからです。
回した分だけ返事が遅れ、遅れた分だけ他社で決まります。
Q5.何から始めればよいですか?
まず十件、登録から最初の紹介までに何日かかったかを数えることからです。
日数が分かれば、縮める値打ちがあるかどうかも分かります。
人材紹介が決まらないのは、良い人がいないからではありません。
決め手が条件表の外にあり、探すのに時間がかかるからです。
探している間に、求職者は他社で話を進めます。
会話から要点を残す作業は、いまご登録から企業紹介までの工程で機械に渡せます。
渡したぶん、返事が早くなります。
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ブレインコミュニティ合同会社
現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。
代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。
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