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なぜ、建設・建築・施工では手戻りが減らないのですか?

監修:大川行成(ブレインコミュニティ合同会社 代表/元・富士通総研 BPRコンサルタント)

業務改善とAIの側から、建設・建築・施工の仕事の形を分析しています。資格が要る手続きそのものの判断や助言をするものではありません。 → この人について

この記事は当社の型に沿って機械が組み、大川行成が八十五本すべてを確認しています。

なぜ建設・建築・施工は、着工してから食い違いが出るのか?食い違いを見つける仕事が、経験のある人に集まる仕組み

図面は届いた。仕様書もそろっている。

なのに、着工してから食い違いが出る。

そこから、手戻りが始まる。

建設・建築・施工では、これがよく起きます。

そして工事は、一度進むと後戻りしにくい。

なぜ、建設・建築・施工では手戻りが減らないのですか?

食い違いを見つける作業を、人が目で確かめるしかないからです。

図面、仕様書、法令、施工図。

突き合わせるものが、いつも三つ以上あります。

人が広げて、めくって、確かめる形になっています。

見落としは、集中力ではなく枚数で決まります。

枚数が増えるほど、気づける人が限られていきます。

建設・建築・施工の仕事は、どんな流れでできていますか?

六つの工程に分かれます。

建設・建築・施工の六つの工程 1 事業計画と用地・ 資金の検討 2 見学会からご契約 まで 3 ★手間が集まる 設計・段取り 4 ★手間が集まる 工事・現場 5 引渡後の対応 6 出来高の請求と原 価管理
図1 建設・建築・施工の六つの工程と、手間が集まる工程

一つ目、事業計画と用地・資金の検討。

二つ目、見学会からご契約まで。

三つ目、設計・段取り。

四つ目、工事・現場。

五つ目、引渡後の対応。

六つ目、出来高の請求と原価管理。

手戻りが決まるのは、三つ目と四つ目です。

三つ目の設計・段取りで、見つけ損ねます。

四つ目の工事・現場で、それが現物になって出てきます。

今回は、三つ目を分解します。

なぜ「設計・段取り」で見つけ損ねると、あとが高くつくのですか?

工事は一度進むと、後戻りしにくいからです。

設計・段取りの段階なら、直すのは紙の上です。

着工したあとに同じ食い違いが出ると、直すのは現物になります。

しかも、直す判断をする時点で、工期はもう動いています。

だから、この工程で見つけ切ることに値打ちがあります。

そして見つける作業は、人がいちばん疲れて、機械がいちばん得意なところです。

1.なぜ、図面と仕様書の食い違いは着工まで見つからないのですか?

図面・仕様書・法令を、同時に見比べる作業だからです。

図面を広げ、仕様書をめくり、法令を確かめる。

一つずつなら気づけることでも、三つ同時だと見落とします。

そして見落としたことは、その場では分かりません。

現物になって初めて分かります。

ここは現場ごとに見る点が違うので、要相談で承ります。

2.なぜ、各社の見積を並べるのに時間がかかるのですか?

数量の単位も品名の書き方も、会社ごとに違うからです。

届いた見積を一枚ずつ開いて、表に写しています。

比べる前に、そろえる作業が先に来ます。

そろえる作業には、判断がほとんど要りません。

それでも時間だけは、いちばんかかります。

そろえるところを機械に渡せば、人は選ぶところだけをやれます。

3.なぜ、協力会社の名簿が二重になるのですか?

同じ会社を、人ごとに違う書き方で登録するからです。

株式会社を前に付ける人と、後ろに付ける人がいます。

支店名を入れる人と、入れない人がいます。

手で直すと、直したそばからまた増えます。

増えるほうが、直すより速いからです。

機械に任せると、増えても同じ基準で片付きます。

4.なぜ、気づく人がいつも決まってしまうのですか?

見つけられるかどうかが、その人の経験しだいだからです。

経験のある人は、見るべき場所を知っています。

だから、その人が見た現場だけ食い違いが減ります。

その人が別の現場に出た日は、減りません。

会社の力ではなく、個人の力になっている状態です。

機械に読ませれば、誰が担当しても同じところが出ます。

突き合わせるものが、いつも三つ以上ある 図面 仕様書 法令 施工図 人が広げて、めくって、確かめる 見落としは、集中力ではなく枚数で決まる
図2 突き合わせるものが、いつも三つ以上ある

四つとも、同じ一つの建物のことを書いています。

書き方も並び順も違うので、機械的には重ねられません。

枚数が増えるほど、気づける人が限られていきます。

できることの一覧は、どこにありますか?

六つの工程ごとの一覧は、業種ページに置いてあります。

この記事では「なぜそうなるのか」だけを書きました。

「どの作業をAIに任せられるか」は、下のページに全部並んでいます。

建設・建築・施工の六つの工程と、できること一覧

https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/kensetsu.html

いま月額で払っている道具を、自社のしくみに置き換える

https://braincommunity.jp/okikae/

お客様や取引先からお預かりした情報が、どこで外へ広がるのかは、建設・建築・施工で、預かった情報が外へ広がる理由で説明しています。

よくあるご質問

Q1.なぜ、この食い違いは建設・建築・施工でだけ起きるのですか?

作り始めてからでないと、合うかどうかが分からないからです。

紙の上では通っていても、現場で寸法が合わないことがあります。分かるのは、着工してからです。

Q2.なぜ、設計・段取りの段階で見つけることに値打ちがあるのですか?

その段階なら、直すのが紙の上で済むからです。

着工したあとに同じ食い違いが出ると、直すのは現物になり、工期も動きます。

Q3.なぜ、気をつけていても防げないのですか?

見落としの数が、枚数で決まるからです。

同じ人が同じ集中力で見ても、枚数が倍になれば見落としも増えます。人の注意で止められる形ではありません。

Q4.なぜ、人数が少ないほど効くのですか?

見比べる作業が、特定の一人に集まるからです。

その人が止まった日に、全部が止まります。人数が少ないほど、その日が来る確率は上がります。

Q5.何から始めればよいですか?

一つの現場で、食い違いを数えることからです。

着工後に出た食い違いが、設計の段階で見つけられたものかどうかを分けるだけで、値打ちは見えます。

まとめ

建設・建築・施工の手戻りは、腕の問題ではありません。

食い違いを見つける作業を、人の目と経験だけに任せていることの問題です。

枚数が増えるほど、気づける人は限られていきます。

見比べるのは、人がいちばん疲れて、機械がいちばん得意なところです。

紙の上で見つければ、現物を直さずに済みます。

まず、何から始めればよいですか?

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AI業務棚卸(無料・登録不要)

https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/kensetsu.html

建設・建築・施工の六つの工程が、そのまま並んでいます。

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