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ブレインコミュニティ合同会社が、小売・ECで仕入れの数を先に決めなければならない仕組みを解説します。

なぜ小売・ECは、売れ残りと品切れが同時に起きるのか?決める時点で決める材料がまだ無い仕組み

売れ残った棚の隣で、別の棚が空いている。

小売・ECでは、これが同時に起こります。

読み違えたからだとはかぎりません。

数を決める時点で、その数を決める材料がまだ無いからです。

今回は、その順番の狂いがどこから来ているのかを分解します。

なぜ、小売・ECの数の管理は手作業のままなのですか?

同じ商品の数が、置いてある場所ごとに別々に動くからです。

売り場の棚には、いま並んでいる数があります。

ネットの画面には、売れる数として出している数があります。

倉庫には、まだ出していない数があります。

三つとも同じ商品の数です。

それでも、動く時刻がそれぞれ違うので、いつも少しずれています。

小売・ECの仕事は、どんな流れでできていますか?

六つの工程に分かれます。

小売・ECの六つの工程 1 ★手間が集まる 商品企画・仕入れ 準備 2 集客・販売促進 3 ★手間が集まる 在庫・店舗管理 4 受注・発送 5 顧客対応・アフタ ーサービス 6 経理・事務処理
図1 小売・ECの六つの工程と、手間が集まる工程

一つ目、商品企画・仕入れ準備。

二つ目、集客・販売促進。

三つ目、在庫・店舗管理。

四つ目、受注・発送。

五つ目、顧客対応・アフターサービス。

六つ目、経理・事務処理。

手間が生まれるのは、一つ目と三つ目です。

一つ目の商品企画・仕入れ準備で、どれだけ持つかを先に決めます。

三つ目の在庫・店舗管理で、決めた数と実際の数を合わせ続けます。

今回は、三つ目を分解します。

なぜ「在庫・店舗管理」は、合わせても合わせてもずれるのですか?

数えている間にも、別の場所で数が動いているからです。

棚を数えている最中に、レジで一つ売れます。

レジを閉めている間に、ネットで一つ売れます。

ネットを止めている間に、倉庫から一つ出ます。

止められる場所と、止められない場所があります。

止められない場所がある以上、数え終わった時点の数は、もう過去のものです。

1.なぜ、棚卸しの数と台帳の数が毎回合わないのですか?

数える瞬間を、全部の場所で揃えられないからです。

棚を数えるのは、店を閉めたあとです。

ネットの注文は、店が閉まっていても入ります。

倉庫の出荷は、また別の時刻に動きます。

三つの数え終わりの時刻が違えば、足しても合いません。

合わない差を、あとから一つずつ理由を探して埋めています。

2.なぜ、欠品はいつも売れているものから起きるのですか?

よく売れる商品ほど、次の入荷までの間に空になるからです。

注文してから届くまでの日数は、商品ごとに決まっています。

売れる速さは、商品ごとに違います。

速く売れる商品は、日数の途中で棚が空きます。

空いてから気づくと、届くのはさらに先です。

空いていた日数のぶんは、売れたはずの数として残りません。

3.なぜ、商品を登録し直す作業が何度も起きるのですか?

同じ商品を、置き場ごとに違う呼び方で持っているからです。

仕入れ先の伝票には、仕入れ先の品番があります。

店の値札には、店の品番があります。

ネットの画面には、お客様に伝わる名前が要ります。

三つを人がつなげて覚えています。

つなげ方が一つでも抜けると、同じ商品が二つあることになります。

4.なぜ、セールのあとに事務の手間が集まるのですか?

動いた数が、あとからまとめて合わせに来るからです。

セールの間は、売る方に人が寄ります。

記録は、あとで合わせることになります。

その間に、返品も交換も入ってきます。

終わってから、売上と在庫と入金を一度に照らします。

照らす量は、動いた数にそのまま比例します。

同じ商品の数が、置き場ごとに別々の時刻で動く 売り場の棚 ネットの画面 倉庫の在庫 仕入れ先の予定 人が四つの数を、一つの数にそろえ直す そろえ終わったころには、また別の場所で数が動いている
図2 同じ商品の数が、置き場ごとに別々の時刻で動く

四つとも、同じ一つの商品の数です。

それでも、動く時刻も数え方も揃っていません。

揃っていないので、そろえる作業に終わりがありません。

できることの一覧は、どこにありますか?

六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。

この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。

「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。

小売・ECの六つの工程と、できること一覧

https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/kouri.html

よくあるご質問

Q1.なぜ、このずれは小売・ECでだけ起きるのですか?

売る場所が、一つではないからです。

店だけなら、閉めた時点の数が確かな数です。ネットが並ぶと、閉めても数が動きます。

Q2.なぜ、数を毎日数えれば済むというわけにいかないのですか?

数える作業そのものに、人の時間がかかるからです。

品目が多いほど、一巡するのに日数が要ります。一巡している間に、最初に数えた棚がまた動いています。

Q3.なぜ、仕入れの数を決めるのがそんなに難しいのですか?

決める時点では、売れたかどうかがまだ起きていないからです。

判断の材料になるのは過去の数字だけです。これから売れる数は、決めたあとに分かります。

Q4.なぜ、品目を増やすと手間が増え方が急になるのですか?

場所の数と品目の数を掛けた回数だけ、合わせる作業が起きるからです。

品目が倍になれば、合わせる回数も倍です。場所も増えていれば、掛け算で増えます。

Q5.何から始めればよいですか?

まず一品目、置き場ごとの数と数えた時刻を並べることからです。

時刻の差と数の差を並べると、ずれが読み違いではなく時刻の差であることが自分の店の数字で分かります。

まとめ

小売・ECのずれは、読み違いだけでは決まりません。

同じ商品の数が、置き場ごとに別の時刻で動くことで決まります。

動く時刻を揃えられる場所と、揃えられない場所があります。

揃えられない場所がある以上、数えた数は数え終わった時点で過去になります。

動きを止められないなら、数の持ち方を変えるしかありません。

まず、何から始めればよいですか?

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https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/kouri.html

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ブレインコミュニティ合同会社

現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。

代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。

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