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ブレインコミュニティ合同会社が、農業・農園で試せる回数が一年に一度しかない仕組みを解説します。

なぜ農業・農園は、経験が積み上がりにくいのか?試せる回数が一年に一度しかない仕組み

三十年やっていても、三十回しか試していません。

農業・農園では、これが効いてきます。

覚えが悪いからではありません。

一作の結果が出るのが、年に一度しかないからです。

今回は、その積み上がらなさがどこから来ているのかを分解します。

なぜ、農業・農園の記録は手作業のままなのですか?

そのとき見たことを書き残さないと、翌年には残らないからです。

毎日、葉の色も土の湿りも変わります。

気づいたことは、そのときは頭の中にあります。

収穫が終わるころには、細かいことは薄れています。

翌年、同じ時期に同じ判断をします。

判断のもとになるのは、書き残した分だけです。

農業・農園の仕事は、どんな流れでできていますか?

六つの工程に分かれます。

農業・農園の六つの工程 1 計画・準備 2 ★手間が集まる 栽培・育成 3 収穫・調製 4 出荷・販売 5 出荷後のお問い合 わせ対応 6 ★手間が集まる 経理・事務
図1 農業・農園の六つの工程と、手間が集まる工程

一つ目、計画・準備。

二つ目、栽培・育成。

三つ目、収穫・調製。

四つ目、出荷・販売。

五つ目、出荷後のお問い合わせ対応。

六つ目、経理・事務。

手間が生まれるのは、二つ目と六つ目です。

二つ目の栽培・育成で、その年の出来がほぼ決まります。

六つ目の経理・事務で、一年ぶんがまとめて数字になります。

今回は、二つ目を分解します。

なぜ「栽培・育成」は、去年の判断をそのまま使えないのですか?

同じ条件の年が、二度と来ないからです。

去年は雨が多く、今年は少ない。

同じ日に同じことをしても、結果は違います。

去年の日付をそのまま当てても合いません。

当てるべきは日付ではなく、その年の様子です。

様子を読むもとは、これまでに書き残した記録だけです。

1.なぜ、病害虫に気づくのが遅れることがあるのですか?

出はじめが、見た目にはほとんど出ないからです。

最初は、数枚の葉に小さな跡が付くだけです。

畑の全部を毎日その細かさで見ることはできません。

はっきり分かるころには、広がっています。

広がってからの手当ては、量も費用も増えます。

早く気づけるかどうかは、見る回数で決まります。

2.なぜ、去年の記録を探し出すのに時間がかかるのですか?

日付の順にしか並んでいないからです。

日誌は、その日ごとに書いています。

知りたいのは「この品種を、この時期に、こうしたとき」です。

品種でも作業でも並べ替えられません。

だから、去年の同じ時期のページをめくって探します。

探している間、畑の作業は止まっています。

3.なぜ、人に任せると同じようにできないのですか?

判断の手がかりが、言葉になっていないからです。

水をやるかどうかは、土の色と手触りで決めています。

どのくらいで「乾いている」なのかは、書いてありません。

見て覚えていただくしかありません。

覚えるには、同じ場面に何度も立ち会うことになります。

その場面は、年に何度も来ません。

4.なぜ、補助金の書類づくりに時間がかかるのですか?

求められる形と、日々つけている記録の形が違うからです。

日誌には、その日やったことを書いています。

申請に要るのは、作物ごと・面積ごとの合計です。

合計を出すには、一年ぶんを数え直します。

書き方が日によって揺れていれば、そこで合いません。

合わせるのに、また一枚ずつ見ることになります。

試せる回数が、一年に一度しかない その年の天候 土の状態 まいた種と肥料 前の年までの記録 人が毎日見て、四つを頭の中で重ねる 重ねた結果が出るのは収穫のときで、直せるのは翌年
図2 試せる回数が、一年に一度しかない

四つとも、同じ一枚の畑のことです。

それでも、結果が返ってくるのは一年に一度です。

一度なので、経験は年の数だけしか増えません。

できることの一覧は、どこにありますか?

六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。

この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。

「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。

農業・農園の六つの工程と、できること一覧

https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/nogyo.html

よくあるご質問

Q1.なぜ、この積み上がらなさは農業・農園でだけ起きるのですか?

一回の仕事に、一年かかるからです。

日に何度も回る仕事なら、試した数はすぐ増えます。作物は、まいて収穫するまでが一回です。

Q2.なぜ、他の畑のやり方をそのまま真似できないのですか?

土も天候も、その畑のものだからです。

隣の畑で効いた方法が、こちらで同じに効くとはかぎりません。確かめるには、また一年かかります。

Q3.なぜ、記録をつけるのが後回しになるのですか?

書いてもその年には返ってこないからです。

日々の作業は、やらなければその日に困ります。記録は、書かなくてもその日は困りません。効いてくるのは翌年です。

Q4.なぜ、経験の長い方でも読み違えることがあるのですか?

覚えているのが、印象に残った年だけだからです。

うまくいった年と、大きく失敗した年は覚えています。ふつうの年のことは薄れます。薄れた年のほうが数は多くあります。

Q5.何から始めればよいですか?

まず一区画、いつ何をしたかを日付と一緒に書き出すことからです。

来年の同じ時期に読み返せる形になります。それが、試した回数を一回ぶん確実にすることです。

まとめ

農業・農園の難しさは、腕の差だけでは決まりません。

試せる回数が一年に一度しかないことで決まります。

同じ条件の年は、二度と来ません。

だから、頼れるのは書き残した記録だけになります。

回数を増やせないなら、一回から取れる量を増やすしかありません。

まず、何から始めればよいですか?

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https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/nogyo.html

農業・農園の六つの工程が、そのまま並んでいます。

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ブレインコミュニティ合同会社

現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。

代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。

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