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ブレインコミュニティ合同会社が、製造・工場で似た物が増えつづける仕組みと、その断ち方を解説します。

なぜ製造業は、前に作った物を探すより作り直すほうが早いのか?似た物が増えつづける仕組み

前にも似た物を作ったはずだ。

製造・工場では、そう思って探し始めることがよくあります。

そして、たいてい途中でやめて、一から引き直します。

作り直すたびに、似ているけれど少し違う物が一つ増えます。

今回は、その増え方がどこから来ているのかを分解します。

なぜ、製造・工場の設計や段取りは手作業のままなのですか?

過去の物が、案件の名前で並んでいて、中身で引けないからです。

図面は案件ごとの場所に入っています。部品の表もその横にあります。

だから、どの案件かを思い出せれば開けます。

しかし、思い出したいのは案件名ではなく、形と寸法と材質です。

その並びでは入っていないので、心当たりを片端から開くことになります。

開いて違えば、また次を開きます。

製造・工場の仕事は、どんな流れでできていますか?

六つの工程に分かれます。

製造・工場の六つの工程 1 ★AIが効く 企画・設計 2 資材調達・仕入れ 3 ★AIが効く 生産準備・工程管 4 製造・加工 5 品質管理・出荷 6 経理・事務
図1 製造・工場の六つの工程と、AIが効く工程

一つ目、企画・設計。

二つ目、資材調達・仕入れ。

三つ目、生産準備・工程管理。

四つ目、製造・加工。

五つ目、品質管理・出荷。

六つ目、経理・事務。

手が止まるのは、一つ目と三つ目です。

一つ目の企画・設計で、探すより引き直すことになります。

三つ目の生産準備・工程管理で、その差が段取りの手間になります。

今回は、一つ目を分解します。

なぜ「企画・設計」で、探すより作り直すほうが早くなるのですか?

探す時間が読めないのに、引き直す時間は読めるからです。

引き直すなら、何時間かかるか見当が付きます。

探すのは、五分で見つかることも、半日出てこないこともあります。

納期が決まっている場では、読める方を選びます。

選び続けた結果が、いまの図面の数です。

数が増えたので、次はもっと探せません。

1.なぜ、似た部品が増えつづけるのですか?

既にある部品を見つけられないまま、新しい番号を採るからです。

同じ働きの部品が、寸法だけ少し違う形で並びます。

並んでいることに気づくのは、在庫を数えたときです。

気づいても、図面はもう出ています。

だから、まとめる話は次回へ送られます。

形や寸法で引ける形なら、採る前に気づけます。

2.なぜ、部品表を作るのに時間がかかるのですか?

図面から拾い出して、人が打ち直しているからです。

図面に書いてあることを、表の形に置き換えます。

置き換えるだけなので、新しい価値は生まれません。

それでも一つ打ち間違えれば、違う物が届きます。

だから慎重になり、そのぶん時間がかかります。

書き写しは、いま機械に渡せる代表です。

3.なぜ、段取り替えの時間が読めないのですか?

前回どう段取ったかが、その人の手の記憶にあるからです。

治具の位置、刃物の順番、確かめる寸法。

どれも手順書には粗くしか書いてありません。

細かいところは、やった人が覚えています。

覚えている人が休むと、同じ段取りに倍かかります。

過去の段取りが残っていれば、時間は読める形になります。

4.なぜ、不具合の原因を追うのに何日もかかるのですか?

作った日の条件が、別々の紙に散っているからです。

材料のロット、機械の設定、作業した人、その日の温度。

どれも記録はありますが、置き場所が違います。

一つの製品について集めるには、人が全部の紙をたどります。

たどっている間、同じ条件で次の製品が流れています。

製品ごとに条件がそろっていれば、追う作業は数分で終わります。

できることの一覧は、どこにありますか?

六つの工程ごとの一覧は、業種ページに置いてあります。

この記事では「なぜそうなるのか」だけを書きました。

「どの作業をAIに任せられるか」は、下のページに全部並んでいます。

製造・工場の六つの工程と、できること一覧

https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/seizo.html

人とAIと機械は、どこで線を引くのですか?

AIを実行から外す。ここが線です。

人・AI・機械の線引き ・どこを機械に任せるか を決める ・出てきた結果を確認する ・最後の承認 手作業からは離れる AI ・読み取り ・下準備、下書き ・処理の型を 一度だけ作る 毎回は呼ばない 機械 ・計算、集計 ・突き合わせ、写し ・全件の繰り返し 何度でも同じ結果
図2 AIには型を作らせ、実行は機械に渡す

製造・工場でいえば、過去の図面や部品を探し出すところが機械、その形で作ると決めるのが人です。

人がやること。どこを機械に任せるかを決めて、出てきた結果を確認する。

AIがやること。読み取り、下準備、下書き。そして処理の型を一度だけ作る。

機械がやること。計算、突き合わせ、写し、繰り返し。

AIは百件なら正確です。一万件になると壊れます。

だから、型はAIに作らせ、実行は機械に渡します。

よくあるご質問

Q1.なぜ製造・工場でAIの活用が必要なのですか?

探す時間が読めないことが、作り直す判断を生んでいるからです。

納期が決まっている場では、読める方が選ばれます。探す時間が読めるようになれば、選び方が変わります。

Q2.なぜ、似た部品が増えつづけるのですか?

既にある部品を、番号を採る前に見つけられないからです。

気づくのは在庫を数えたときで、そのときには図面がもう出ています。だから、まとめる話は次回へ送られます。

Q3.なぜ、AIに設計を任せてはいけないのですか?

壊れたときに責任を負うのが人だからです。

似た形を探すことや、部品表を作ることは機械が担えます。しかし、この形で作ると決めるのは設計者の仕事です。実行は機械に、判断は人に残します。

Q4.なぜ、人数が少ない工場ほど効くのですか?

設計も段取りも同じ人がやっていると、探す時間が丸ごと納期を押すからです。

押した分は残業になるか、作り直しになります。どちらも原価に乗ります。

Q5.何から始めればよいですか?

まず一件、過去の図面を探すのにかかった時間を測ることからです。

時間が分かれば、引ける形にする値打ちがあるかどうかも分かります。

まとめ

製造・工場で似た物が増えるのは、整理が下手だからではありません。

過去の物が案件の名前で並んでいて、中身で引けないからです。

引けないので、探す時間が読めず、読める方の作り直しが選ばれます。

探す作業は、いま企画・設計の工程で機械に渡せます。

渡したぶん、同じ物を二度作らずに済みます。

まず、何から始めればよいですか?

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ブレインコミュニティ合同会社

現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。

代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。

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