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ブレインコミュニティ合同会社が、ソフトウェア開発で進み具合が目に見えない仕組みを解説します。

なぜソフトウェア開発は、遅れが直前まで出てこないのか?できあがっていく物が見えない仕組み

先週まで「八割です」と聞いていたのに、期日に間に合いませんでした。

ソフトウェア開発では、これがよく起きます。

報告が嘘だったわけではありません。

できあがっていく物が、目に見えないからです。

今回は、その見えなさがどこから来ているのかを分解します。

なぜ、ソフトウェア開発の進み具合の把握は手作業のままなのですか?

外から見て確かめられる形が、途中には無いからです。

建物なら、何階まで建ったかが見えます。

部品なら、何個できたかを数えられます。

ソフトウェアは、動かしてみるまで分かりません。

動くようになるのは、終わりのほうです。

それまでの進み具合は、作っている人の申告だけになります。

ソフトウェア開発の仕事は、どんな流れでできていますか?

六つの工程に分かれます。

ソフトウェア開発の六つの工程 1 要件の整理と開発 計画 2 ご提案とご契約 3 体制と開発環境の 準備 4 ★手間が集まる 設計・実装とテス 5 ★手間が集まる 納品後の保守とご 要望対応 6 請求と工数の記録
図1 ソフトウェア開発の六つの工程と、手間が集まる工程

一つ目、要件の整理と開発計画。

二つ目、ご提案とご契約。

三つ目、体制と開発環境の準備。

四つ目、設計・実装とテスト。

五つ目、納品後の保守とご要望対応。

六つ目、請求と工数の記録。

手間が生まれるのは、四つ目と五つ目です。

四つ目の設計・実装とテストで、進み具合が見えないまま時間が過ぎます。

五つ目の納品後の保守とご要望対応で、見えていなかった分が後から出てきます。

今回は、四つ目を分解します。

なぜ「設計・実装とテスト」は、残りがいつまでも八割なのですか?

残りの二割に、何が入っているかが分からないからです。

書いた量では、八割まで来ています。

残っているのは、うまくいかない場合の扱いです。

うまくいかない場合が何通りあるかは、やってみるまで数えられません。

一つ直すと、別の一つが出てきます。

だから、残りが減っているかどうかも分かりません。

1.なぜ、不具合の直しにかかる時間が読めないのですか?

原因を探す時間と、直す時間が別だからです。

直すのは、原因が分かれば数分のこともあります。

原因を探すのに、二日かかることもあります。

探し始める時点では、どちらか分かりません。

分からないので、見積りも出せません。

出せない作業がいくつも並ぶと、全体の予定も出せなくなります。

2.なぜ、人を増やしても早くならないことがあるのですか?

増えた人に、いまの中身を伝える時間が要るからです。

途中から入る人は、何がどうなっているかを知りません。

知っているのは、いま作っている人です。

伝えるには、その人が手を止めます。

止めた分、進みは遅くなります。

伝え終わるころには、期日が近づいています。

3.なぜ、要望が一つ増えると大きく響くのですか?

つながっている場所が、外からは見えないからです。

画面の項目を一つ足すだけに見えます。

その項目は、他の三か所とつながっています。

つながりは、書いた人にしか分かりません。

三か所とも直せば、また確かめ直しになります。

小さく見える変更ほど、見積りとの差が大きくなります。

4.なぜ、納めたあとに問い合わせが続くのですか?

使われ方が、作るときには全部そろわないからです。

決めた要件は、そのとき思い付いた使い方です。

実際に使い始めると、別の使い方が出てきます。

その使い方は、作るときには考えていません。

考えていない場合の動きは、決まっていません。

決まっていないので、そのつど相談することになります。

できあがっていく物が、目に見えない 決めた要件 書いたプログラム 動かして確かめた結果 残っている不具合 人が四つを突き合わせて、いま何割かを言葉にする 見えないので、遅れが終わりの直前まで表に出ない
図2 できあがっていく物が、目に見えない

四つとも、同じ一つの案件のことです。

それでも、外から確かめられる形をしているのは三つ目だけです。

だから、進み具合の多くが人の申告のまま残ります。

できることの一覧は、どこにありますか?

六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。

この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。

「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。

ソフトウェア開発の六つの工程と、できること一覧

https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/software.html

よくあるご質問

Q1.なぜ、この見えなさはソフトウェア開発でだけ起きるのですか?

途中の物に、形が無いからです。

建物も部品も、途中の姿を見れば進み具合が分かります。ソフトウェアは、動くまで何もできていないのと同じに見えます。

Q2.なぜ、細かく分けて報告しても外れるのですか?

分けた一つ一つの中に、読めない部分が残るからです。

十に分ければ、九つは読めます。読めない一つが、全体の期日を決めることがあります。

Q3.なぜ、テストを増やすと期間が延びるのですか?

見つかった分だけ、直す作業が増えるからです。

確かめなければ、不具合は無いように見えます。確かめれば出てきます。出た分は、必ず直す時間が要ります。

Q4.なぜ、納めたあとの手間が読めないのですか?

使われ方が、作ったあとに決まるからです。

想定していない使い方は、使われて初めて分かります。分かってから、どう扱うかを決めることになります。

Q5.何から始めればよいですか?

まず一件、見積りの工数と実際の工数を工程ごとに並べることからです。

どの工程でずれているかが分かります。多くは、確かめる工程に集まります。

まとめ

ソフトウェア開発の遅れは、腕の差だけでは決まりません。

途中の進み具合が見えないことで決まります。

見えないので、遅れは終わりの直前まで表に出ません。

そのころには、取り返す時間が残っていません。

途中に形を持たせられないなら、確かめ方を変えるしかありません。

まず、何から始めればよいですか?

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AI業務棚卸(無料・登録不要)

https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/software.html

ソフトウェア開発の六つの工程が、そのまま並んでいます。

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ブレインコミュニティ合同会社

現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。

代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。

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