
雨の日は塗れません。
湿気が多い日も、寒すぎる日も塗れません。
塗装工事では、その判断が朝に決まります。
しかも下塗り・中塗り・上塗りの間には、乾かす時間が要ります。
今回は、その「日をこちらで決められない」がどこに効いてくるのかを分解します。
作業できる日を、こちらで決められないからです。
工程表は、先に組みます。
組んだとおりに進む週は、多くありません。
一日空けば、そのあとが全部ずれます。
ずれた分は、職人と足場と材料の予定に返ってきます。
返ってきた分を、そのつど組み直します。
六つの工程に分かれます。
一つ目、問い合わせ・現地調査。
二つ目、見積・契約。
三つ目、材料手配・工程管理。
四つ目、塗装作業・品質管理。
五つ目、完了報告・アフターフォロー。
六つ目、請求と協力会社への支払い。
手間が生まれるのは、二つ目と六つ目です。
二つ目の見積・契約で、動く前提のまま日数と金額を出します。
六つ目の請求と協力会社への支払いで、動いた分を後ろで合わせます。
今回は、二つ目を分解します。
塗れる日が何日あるかを、先に数えられないからです。
作業そのものの日数は出せます。
そこに、塗れない日が何日か入ります。
何日入るかは、その時期の天気で変わります。
梅雨と冬では、入り方が違います。
だから、幅を付けてお伝えすることになります。
組んでいる間は、借り続けているからです。
足場は、作業の前に組みます。
塗れない日も、立てたままです。
工期が伸びれば、その分だけ借りる期間も伸びます。
伸びた分は、見積もりに入っていないことがあります。
誰が持つかを、契約の時点で決めておくことになります。
重ねて塗るには、下が乾いている必要があるからです。
下塗りの上に、中塗りを重ねます。
乾ききる前に重ねると、あとで剥がれます。
乾く時間は、気温と湿度で変わります。
急ぐと、数年後に出ます。
だから、待つ時間が工程に入ります。
その日に塗れるかを、空を見て決めるからです。
前日の予報は、外れることがあります。
朝の湿度を見て、判断します。
できないと決まれば、職人に連絡します。
連絡は、一人ずつです。
別の現場に回せるかも、その場で決めます。
動いた日数が、契約時の予定と合わないからです。
予定より多く入った日があります。
入れなかった日もあります。
実際の日数は、現場の日報から拾います。
日報が集まるのは、工事が終わってからです。
そこから、一社ずつ突き合わせます。
四つとも、同じ一件の工事のことです。
それでも、二つ目だけはこちらで決められません。
決められないので、終わってから合わせ直すことになります。
六つの工程ごとの一覧は、AI業務棚卸のページに置いてあります。
この記事では「そもそも、なぜその手間が生まれるのか」だけを書きました。
「AIを使って何ができるか」は、下のページに全部並んでいます。
塗装工事の六つの工程と、できること一覧
Q1.なぜ、屋内の工事なら同じことが起きないのですか?
外の天気に、作業が左右されないからです。
屋内なら、予定した日に予定した分だけ進みます。外壁は、その日の空で決まります。
Q2.なぜ、工期に幅を付ける必要があるのですか?
塗れない日が何日入るかを、先に数えられないからです。
作業日数は出せます。そこに入る雨の日数は、その時期にならないと分かりません。
Q3.なぜ、乾く時間を待つのですか?
乾ききる前に重ねると、あとで剥がれるからです。
その場では分かりません。出てくるのは何年か後です。だから、待つ時間を工程に入れます。
Q4.なぜ、写真を残す必要があるのですか?
塗り終われば、下に何を塗ったか見えなくなるからです。
下塗りも中塗りも、上塗りで隠れます。何回塗ったかを示せるのは、途中の写真だけです。
Q5.何から始めればよいですか?
ひと月のうち、塗れなかった日が何日あったかを数えることからです。
その日数が、工程表と実際の差です。差の分だけ、足場と職人の予定を組み直しています。
塗装工事の手間は、塗る作業から来ているのではありません。
塗れる日を天気が決めているところから来ています。
だから、工程表は組めても、そのとおりには進みません。
ずれた分は、足場と職人と支払いに返ってきます。
天気を動かせないなら、組み直す作業のほうを軽くするしかありません。
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塗装工事の六つの工程が、そのまま並んでいます。
手間がかかっている工程をクリックしてください。
その工程で使えるAIと、いまかかっている時間から、一年でどれだけ手間が減るかが、その場で出ます。
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ブレインコミュニティ合同会社
現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。
代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。
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