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ブレインコミュニティ合同会社が、運送・物流で赤字の運行が月末まで見えない仕組みと、その断ち方を解説します。

なぜ運送は、走り終わってからしか採算が分からないのか?記録が車の中にある仕組み

この運行は、儲かったのか、赤字だったのか。

運送・物流では、その答えが出るのは月が変わってからです。

答えが出たときには、同じ荷物をもう何往復もしています。

直せないのではありません。直す材料が、そのときには手元に無いのです。

今回は、その材料がどこで止まっているのかを分解します。

なぜ、運送・物流の事務は手作業のままなのですか?

走った事実が車の中にあり、請求する事実が事務所にあるからです。

日報は運転手の手元。伝票は届け先の判子。運賃の表は事務所の棚。

同じ一本の運行のことを、三つが別々に書いています。

一つにするには、戻ってきた紙を人が並べて突き合わせます。

紙が戻るのは、早くてその日の夜、遅ければ数日後です。

だから、走っている間は誰も採算を知りません。

運送・物流の仕事は、どんな流れでできていますか?

六つの工程に分かれます。

運送・物流の六つの工程 1 依頼受付・計画 2 集荷・積み込み 3 ★AIが効く 輸送・配送 4 荷下ろし・納品 5 顧客対応・事後処 6 ★AIが効く 運賃の請求と運行 記録の整理
図1 運送・物流の六つの工程と、AIが効く工程

一つ目、依頼受付・計画。

二つ目、集荷・積み込み。

三つ目、輸送・配送。

四つ目、荷下ろし・納品。

五つ目、顧客対応・事後処理。

六つ目、運賃の請求と運行記録の整理。

見えなくなるのは、三つ目と六つ目です。

三つ目の輸送・配送で、事実が車の中にたまります。

六つ目の運賃の請求と運行記録の整理で、それをまとめて開きます。

今回は、六つ目を分解します。

なぜ「運賃の請求と運行記録の整理」は、月末に集中するのですか?

一本ずつ処理する形になっておらず、まとめてしか開けないからです。

運行が終わるたびに紙が増えます。しかし、その場では誰も開きません。

開くには、運賃の表と、伝票と、日報を並べる必要があります。

並べる時間は、日中の配車の合間には取れません。

だから月末まで積み、そこで一気に開きます。

一気に開くので、一本ずつの採算は最後まで見えません。

1.なぜ、待機や積み替えの分が請求に入らないのですか?

起きたことが、請求できる形で書き残されていないからです。

現場で待たされた時間は、運転手が覚えています。

覚えていても、日報の余白に一行書くかどうかは、その日の疲れ次第です。

書いていなければ、事務所には無かったことになります。

無かったことは請求できません。

起きた時点で記録が残る形なら、この差は生まれません。

2.なぜ、日報の転記に毎日時間がかかるのですか?

手で書いた紙を、人が読んで打ち直しているからです。

字が読みにくければ、確かめる電話をかけます。

抜けがあれば、記憶をたどってもらいます。

この作業は、正しくやっても新しい価値は生まれません。

書き写しは、いま機械に渡せる代表です。

人に残るのは、おかしい数字だけを見て理由を聞くところです。

3.なぜ、配車の判断が特定の人にしかできないのですか?

判断の材料が、その人の頭の中にしかないからです。

この荷主は待たされる。この道は昼は詰まる。この車は積み替えが要る。

どれも大事な情報ですが、どこにも書いてありません。

書いていないので、休まれると配車が止まります。

過去の運行が事実のまま残っていれば、材料は紙の側に出てきます。

人に残るのは、材料を見てどう組むかを決めるところです。

4.なぜ、赤字の運行がなくならないのですか?

赤字だと分かるころには、次の契約がもう始まっているからです。

採算が出るのは、月をまたいでからです。

そのときには、同じ条件で走る約束が先に決まっています。

だから、分かっても変えられません。

運行が終わるたびに一本ずつ採算が出れば、次の見積に間に合います。

残るのは、その荷主と条件を話すかどうかの判断です。

できることの一覧は、どこにありますか?

六つの工程ごとの一覧は、業種ページに置いてあります。

この記事では「なぜそうなるのか」だけを書きました。

「どの作業をAIに任せられるか」は、下のページに全部並んでいます。

運送・物流の六つの工程と、できること一覧

https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/unso.html

人とAIと機械は、どこで線を引くのですか?

AIを実行から外す。ここが線です。

人・AI・機械の線引き ・どこを機械に任せるか を決める ・出てきた結果を確認する ・最後の承認 手作業からは離れる AI ・読み取り ・下準備、下書き ・処理の型を 一度だけ作る 毎回は呼ばない 機械 ・計算、集計 ・突き合わせ、写し ・全件の繰り返し 何度でも同じ結果
図2 AIには型を作らせ、実行は機械に渡す

運送でいえば、日報と伝票の突き合わせが機械、その荷主と条件を話すかどうかが人です。

人がやること。どこを機械に任せるかを決めて、出てきた結果を確認する。

AIがやること。読み取り、下準備、下書き。そして処理の型を一度だけ作る。

機械がやること。計算、突き合わせ、写し、繰り返し。

AIは百件なら正確です。一万件になると壊れます。

だから、型はAIに作らせ、実行は機械に渡します。

よくあるご質問

Q1.なぜ運送・物流でAIの活用が必要なのですか?

採算が分かる時期を、月末から運行のたびへ動かせるからです。

分かる時期が早まれば、次の見積に間に合います。月末にしか分からないと、分かっても変えられません。

Q2.なぜ、待機時間の請求は通りにくいのですか?

起きた事実の記録が、荷主と共有できる形になっていないからです。

運転手の記憶では交渉になりません。起きた時点で記録が残っていれば、話が事実の上に乗ります。

Q3.なぜ、AIに配車まで任せてはいけないのですか?

荷主との関係や現場の事情まではAIが背負えないからです。

組み合わせの候補は機械が出せます。どれで行くと決めるのは人の仕事です。実行は機械に、判断は人に残します。

Q4.なぜ、台数が少ない会社ほど効くのですか?

配車も事務も同じ人が抱えていると、記録がいちばん後になるからです。

後になった記録は、そのまま請求できない時間として消えます。

Q5.何から始めればよいですか?

まず一本、運行が終わってから請求までに何日かかったかを数えることからです。

日数が分かれば、その日数を縮める値打ちがあるかどうかも分かります。

まとめ

運送の赤字は、走り方が下手で生まれるのではありません。

走った事実が車の中にあり、請求する事実が事務所にあるから見えないのです。

見えないまま月をまたぐので、直す機会が過ぎます。

突き合わせは、いま運賃の請求と運行記録の整理の工程で機械に渡せます。

渡したぶん、次の見積に間に合います。

まず、何から始めればよいですか?

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https://braincommunity.jp/tanaoroshi/site/unso.html

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ブレインコミュニティ合同会社

現場の手作業の隙間を、AIで自動化する受託開発です。

代表は製造設計を十四年、業務改善のコンサルティング、そしてAIの実装。

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